成城青果 @世田谷区 〜「塩そば(並)+肉増し」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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成城青果
世田谷区(芦花公園)

 
【メニュー】塩そば(並)+肉増し
【価格】650円+200
 
[訪問時期] 2020年7月上旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 魚介/清湯
[味] 塩
[麺] 中細麺(140g位)
[トッピング] チャーシュー、メンマ、三つ葉、白髪葱
[卓上アイテム] 山椒

 


話題の新店にようやく来れた。
定刻20分ほど前で2番手。
 

雨が降ったり止んだりの天気だったが、この商店街は簡易アーケードが付いていて、濡れないのが有難い。
皆さんが不安視していた行列対策について、この日開店前に案内が貼られた。
店前には3名まで、それ以降は駅方向に20mほど戻った「やきとんまるじ」の脇に並ぶとのこと。
その「まるじ」こそ、当店の前身の日本酒バー「MARUJI SECOND」の本店で、かつては「八百治」なる八百屋さん。
店主さんの曽祖父が経営されていた「成城青果」という青果卸の売店だったという。
それ以上は分からないが、行列整理に「まるじ」からスタッフが出ていたので、兄弟店あることは間違いない。
 
 

さて、定刻に暖簾がかかり、手指消毒と食券購入。
メニューはこの日もまだ塩オンリー
美味しそうなシャーシューを増すと、美しい麺線が隠れてしまうかもと思っていたのだが、肉増しは別盛と知って即買いした。
 
 

カウンター席につくと、「お待たせしました」と腰は低く快活な店主さん
つつじヶ丘の某店の流れか?と思うような麺上げに見入るうちに完成となり、高台に置かれた。
「味玉サービスさせていただきました」と店主さん。

 
 

■ スープ
着丼と同時に魚介の香ばしい香り
熱々のスープは鰹の風味が先行。
ボトムを支える昆布と煮干の旨味が、穏やかな塩気を載せてスーッと伸びていく。
そのままじんわりと身体に染み渡るようで、思わず溜め息。
とにかく気高く奥深く、完飲必至。
 
 

今回は試さなかったが、卓上の山椒が非常に合うらしい。
 
 
■ 麺
加水を抑えた中細ストレート。
スープの絡み、味わいの馴染み共に上々。
ムギュプツと軽快な歯応えと歯切れで、存在感はあるのだが、決してスープに勝たないところがミソかな。

 
 

■ トッピング
チャーシュー、メンマ、三つ葉、白髪葱、そしてご厚意の味玉は一順目客へのサービスだろうか。
 
 
チャーシューは低温調理した肩ロースの薄切りで、デフォで1枚、追加分が3枚。
熱々スープでも最適のタイミングを逃さぬよう、追加分は別盛で提供される。
 
 
しゃぶしゃぶしてトロンとなった頃合いで、滲み出る旨味を楽しみたい
別盛のお陰で、美しい麺線も拝めるのだから、言うことない。
歯がサクッと入るメンマ、卵黄ネチョリとジャストな味玉、トッピングも隙がない。
 

■ 感想など
お店を辞する際も、店主さんとスタッフに感じ良く見送られる。
入店から退店まで、いったい何度お声がけいただいたことか。
店主さんが、10歳の時からの夢が叶った喜びを、全身で表現しているように伝わってくる。
旨いラーメン、素晴らしい接客、何とも心地良いランチだった。
正直、オープン直後のレポに懐疑的で様子見だったのだが、そんな思いも吹き飛んだ。
因みに、醤油そば、濃厚煮干しそば、冷やしそばに加えて、限定メニューまで既に完成しており、順次提供されるとのことなので、楽しみに待ちたいと思う。

㊗️オープン㊗️
ご馳走様でした。