らあめん 葫 @市川市 ～「塩らぁめん」

らあめん 葫 

市川市（行徳）

ラーメンデータベースの店舗情報へ

【メニュー】塩らぁめん

【価格】800円（＋税）

[訪問時期] 2019年10月中旬（休日） 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 豚鶏＋野菜/白湯
[味] 塩
[麺] 中太麺（160g）
[トッピング] チャーシュー、フライドオニオン、もやし、海苔、葱


せっかくなので、行徳でもう一軒。
「バリバリジョニー」始め、このエリアに多いベジポタスープの草分け店。
ちょっと怖そうなイメージがあったのだが、「一見怖そうに見えますが、話し好きで優しい方です。」というT氏の言葉に後押しされて初訪問。

11時40分、まだ余裕のカウンターに収まるものの、すぐに満席外待ち発生。
なるほど、ちょっと奇抜な店主さんだが、言葉遣い丁寧で目は優しい。
加えて、若い男女2名のスタッフが、かなりキレキレな動きと接客で、気持ちよいお店だ。

女性スタッフに表題を口頭注文すると、10分ほどで登場となった。

■ スープ
豚骨主体の旨味と、根菜らしきクリーミーな甘旨味がほど良く調和した濃厚ポタージュ風。
口当たりは非常に滑らかで、ラストに舌に微かなざらつきを感じるが、ベジポタらしさでもあり全く気にならない。
開店直後でこの濃度、これが夜には更に上がるらしい。
初動は、二郎系とビシソワーズを合わせたらこんな感じかな？と思ったものの、油は少なめだし、野菜のスッキリ感ですいすい飲めてしまう。
塩梅は尖りも味ボケもしないジャストで、ニンニクも相当入っているようだが、思ったほど前面に出てこない。

卓上のニンニク片をクラッシュすると、味がピリッと引き締まり、これはやらなきゃ損。
旨い。

■ 麺
浅草開化楼製の中太ストレート。
ソフトな口当たりだが、やや硬め茹でのシコシコモッチリ食感は結構なインパクト。
仄かに甘い風味も上々で、濃厚スープとバランス取れている。
開化楼の麺は、こういうタイプが一番しっくりくる感じ。

■ トッピング
チャーシュー、フライドオニオン、もやし、海苔、葱。

厚めにカットされたバラ煮豚のチャーシューは、ホロトロの軟らかさ。
赤身と脂身のバランス良く、その脂身の甘味まで確り楽しめる逸品。

たっぷりの揚げチップは、店名からして絶対ニンニクだと思ったのだが、どうやらフラオニのようだ。
序盤はカリッと香ばしく、スープに拡散すると絶妙にほろ苦いアクセント。
ニンニクは卓上から二欠片ぐらいクラッシュしたい。


■ 感想など
重厚だけどスッキリ、ワイルドそうでかなり緻密に計算された一杯。
これが原型と知ると、ブラッシュアップ著しいという「バリバリジョニー」のバリシオも再食してみたくなる。
つうか、今更ながらだけど、この両店こんなに近い立地なんだ。
市川市内にはもう一軒、「禪（ひらめき）」という当店出身店があるので、そちらにも行ってみよう。

ご馳走様でした。