中華そば 七麺鳥 @台東区 ~「背脂塩ラーメン」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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中華そば  七麺鳥

台東区(鶯谷)
 
【注文】背脂塩ラーメン
【価格】 770円
 
[訪問時期] 2017年11月上旬(平日) 夜
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鶏/清湯
[味] 塩
[麺] 中太麺(160g位)
[具] チャーシュー、もやし、メンマ、刻み葱。
 
 
駒込で麺友さんと飲んだ後、いろいろあって当店へ。
 
 
当然此方でも飲み直すわけで、「ミニつまみ4点盛」300円をアテにサワーを2杯ほど。。。
 
 
 
表題の〆ラーメンは当店の常連さんが絶賛されていたものだそうで、麺友さんからも塩好きの私にぜひオススメと太鼓判。
「塩ラーメン」の食券を買って「背脂で」とお願いすると、対応していただける。
 
 
麺友さんも背脂醤油は食べたことがあるが、塩は初めてと言う。
コールしてから程なく、ご対麺。
 
 
 
スープ
背脂とスープを一緒に飲むと、濃密で円やかな豚の旨甘味が口内に溢れる。
一瞬ここは「七麺豚」かと錯覚するような豚感なのだが、レンゲを差し入れて掬ったスープは紛れもない鶏清湯で、昆布等の旨味がそっとサポートしている筈だ。
そう、趣の全く異なる二層構造のスープ。
しかし、このミンチ混じりの背脂は素晴らしい
ジャンクなまったり感をこうも上品に演出してくれて、しかも後口スッキリでしつこさは微塵もないは、ちょっと感動的ですらある。
ちょっと強めの塩と背脂のコントラストに、問答無用に完飲まで引きずり込まれた。
 
 
 

開化楼製の若干うねった中太麺
デフォの清湯は細麺だった筈で、優しいJ系ぽい背脂バージョンには、プリシコモッチリなこの多加水麺を合わせているらしい。
ベースの鶏清湯にはやや強そうなイメージだが、背脂がスープの上からコーティングしている感じで、鶏と豚のアンサンブルを携えてくるから面白い。
そこに放つ小麦の味わいも見事に融和し、なるほどと思わせる。
 
 
 

チャーシュー、もやし、メンマ、刻み葱。
 

ビジュアル的にもそうだが、この背脂スープや太めの麺と結合すると、食べ心地も野菜少なめなJ系のイメージ。
ちょっとクタ加減のもやしはスープの馴染みが良い。
 
 
適度な歯応えで旨味タップリのバラ肉煮豚、コリッと軽快な音が響く薄味メンマ
シンプルな構成だが、この一杯にはベストと思える布陣である。
 
 
■ 感想など
中盤から
おろしニンニクをタップリ投入すると、ますますJ系っぽい雰囲気になって来る。
 
 
 
ところが前述の通り、飲み口はスッキリ。
鶏スープと背脂の二層構造は、J系寄りのジャンクさとクリアな清湯の味わいをダブルで感じさせてくれる、素晴らしいコンビネーションだった。
ちょっぴりガッツリいきたい気分を、僅かな背徳感で解消できる一杯。
この言わば「裏」的なバージョンを、追加代金なしで作っていただけるのも有り難い。
かなり嵌まった。

 
ご馳走さまでした