中華そば 飯村製作所
つくば市
【注文】裏☆汁なし+生卵
【価格】750円+50円
[訪問時期] 2016年9月中旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[味] 醬油ダレ
[麺] 中太麺(250g位)
[具] チャーシュー、メンマ、細切りナルト、フライドガーリック、刻み玉ねぎ、刻み葱、粉チーズ
提供期間の有無が分からないので、先上げしておく。
呟きで気になったメニューを狙って。
通常提供の汁なしのアレンジで、最近のお店の賄いは殆どこれだと言う。
ちょうど11時半頃に着くと既に開店済みで、満席のため中待ち3番目。
汁なし+生卵の食券を購入し、スタッフに「裏で」と伝える。
10分少々経ってカウンター席に案内されたが、その頃には待ち客も10名を超えていた。
■ 具
チャーシュー、メンマ、細切りナルト、フライドガーリック、刻み玉ねぎ、刻み葱、粉チーズ。
通常の汁なしからバラ海苔を外し、フライドガーリックと粉チーズを加えた面子だろう。
チャーシューは肩ロースのレア仕上げを薄く切り落したもの。
分量も多く、麺と混ぜ合わせても肉の旨味が伝わる逸品。
その上に振られたフライドガーリックと粉チーズが、後刻このメニューに洋な趣をもたらす鍵だ。
他にもメンマ、細切りナルトなど麺と絡みやすい具の配置で、多様な薬味陣もかなり効果的。
■ 麺と醬油ダレ
麺は自家製の中太ストレート。
茹で上げ状態でタレを良く馴染ませてある。
密度の高そうな確りした歯応えを感じさせつつ、勿論汁なしらしいモッチリ感も楽しませてくれる。
麺量は250g程度だろう。
麺にも絡められ、丼底にも溜ったやや多めの醬油ダレ。
豚骨あたりの動物系に煮干等の魚介を感じるピリ辛系がベースだが、混ぜ合わせた卵黄でマイルドにも振れた複雑な味わいが超旨い。
そのまま麺を啜っても一気に食べられてしまいそうだ。
麺とグリグリ混ぜるとトッピングの粉チーズが反応し、カルボナーラにも似た洋風ソースに変貌。
更にガーリックのワイルド感、刻み葱の苦味、メンマやナルトの甘味の重なりが追い討ちをかけ、和も洋も関係ない無国籍な錯綜ワールドに引きずり込まれる。
そのカオスを縫うように、麺の小麦感やチャーシューの旨味が湧き立ってくるのだから、とにかく滅茶苦茶旨いし面白い。
■ 割りスープ
添えられた割りスープは、鰹が香るあっさり清湯。
終盤にこれを麺丼に空けてラーメン風に〆るのだが、やや和風味が復活したスープが実にイケる。
もはや説明など不可能な味わいだが、レンゲを止めることが出来ない。
この日は敢て自重したが、追い飯を投下して搔き込めば最高だろう。
■ 感想など
一体どれだけの風味が折重なっていることか。
お店のスタッフが賄いで嵌まってるのだから、我々の舌に響かない訳がない。
レポを書いている時点でも思い出してしまう中毒性抜群な不思議味。
このメニューが期限付きなのか不明なので、店主さんの呟きをチェックしてほしい。
再訪の折りにまだ提供されていたら、自分もリピートしてしまいそうだ。
ご馳走さまでした~