中華そば こてつ
世田谷区(下北沢)
【注文】 ワンタン麺
【価格】 850円(ワンタン200円含む)
[訪問時期] 2016年8月下旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鶏+魚介/清湯
[味] 醤油
[麺] 中細麺(150g)
[具] チャーシュー、ワンタン、メンマ、カイワレ、刻み葱
午後に麺友さんと合流する前に、気になる下北沢の新店に。
店から50mほどの成徳高校前のコイパに車を停めて、開店5分ほど前に到着。
11時半の開店時には2名だったが、その後10分程で満席となり待ちが出来ていた。
メニューは醤油と塩の汁そばプラスつけ麺の3種がベースで、塩派として心揺らぎながら標題を選択。
新店らしく清々しい白木カウンターで待つこと約5分でご対麺となった。
■ スープ
僅かに甘味を纏ったふくよかな生醤油系が、全体を包み込むように支配する王道系の清湯醤油。
醤油の主張は過度でなく、コク深い動物系を土台に余韻にまでじんわりと絡む魚介感が心地好い。
先行レポによれば動物系は鶏と豚で、香味油にはラードを使ってるらしくそこそこ熱々。
どこか懐かしさを感じさせる味わいだが、スープの厚みや旨味のバランスはかなり洗練されたものと感じ取れる。
これは美味しいスープだ。
■ 麺
少しザラついた白色の中細ストレート。
加水率は若干低めだが極端ではなく、ザクッとした硬め食感から案外モッチリと変貌していく。
程よく吸着したスープに絡む小麦感も上々で、好きなタイプの麺である。
これも先行レポによると、田村製麺製で麺量130gとのこと。
■ 具
チャーシュー、ワンタン5個、メンマ、カイワレ、刻み葱。
チャーシューは肩ロースのローストタイプで、肉感溢れる歯応えと旨味。
周囲の脂身を丁寧にカットしてるようだが、自分としては赤身とローストされた脂身とのコントラストを楽しみたかった気もする。
更に言えば、もう少し控えめな味付けが好みかな。
生姜の効いたワンタンや、ジャキコリ食感が印象的なメンマは、好みと一致し満足いくものだった。
■ 感想など
昔ながらの王道の中華そばに現代感覚のバランスを取り入れ、丹念に作り込まれた一杯。
確りした出汁感に支えられた醤油スープ、麺との相性には相当練りこまれたシナリオが感じられる。
一部好みと合わない部分もあった具にしても、一般的に言えばかなりレベルの高い出来栄えだろう。
中々来れるエリアではないのだが、いずれ再訪して他メニューも味わってみたいお店だ。
ご馳走さまでした~