らぁめん家 有坂 @高崎市 ~「肉そば(しお)」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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らぁめん家 有坂
高崎市(高崎)


【注文】 肉そば(しお)
【価格】 780円(チャーシュー追加180円含む)

[訪問時期] 2016年7月上旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、原則前金制
[出汁] 鶏+煮干/混濁
[味] 塩
[麺] 中細麺(150g位)
[具] チャーシュー、刻み葱



群馬にワープしたものの郊外の人気店に行く時間は無く、駅近で面白そうな当店へ。
情報によれば自家製麺 伊藤 銀座店」出身で、高崎で伊藤色そのままのラーメンを提供し、しかも出身系列には無い「塩」スープが有るらしいと。



開店直後の到着で先客0、後客3名。
カウンター内には洋酒が並び、ラーメン屋の風情ではありません。



改めてメニューを見ると、これも伊藤系では見たことない「まぜそば」限定があるんですね。
ちょっと心が揺れましたが、初志貫徹で標題を。
メニューには「お会計は前払いで」と書いてありますが、ワンオペで忙しい店主さんから特に催促されず、結局支払いは食後になりました。





概ね伊藤系そのままのビジュアルで、具は2枚のチャーシューと葱のみ
但し、バラチャーシューはロール仕様です。
そのチャーシューはホロトロ系煮豚で悪くないんですが、これ1枚90円と考えるとやや微妙。



スープ
ライトな鶏に煮干が強めに主張する混濁系。
煮干を軸にしながら微かに貝も感じ、味わいも濃度も伊藤系をややバランス重視に振った方向性でしょうか。
塩ダレは円やかで、塩分濃度は若干高めですがジャストに近いでしょう。
煮干の旨味はそこそこ出ていて十分美味しいスープながら、伊藤系のハードビターなニボ感を期待してた舌と脳にはやや肩透かし。
ハードルを上げなければ、万人に受けるスープだと思います。
個人的にはこの系統のスープは醤油のほうが合うイメージ。




出身店を彷彿とさせる中細ストレート
と思ったら、京都の麺屋棣鄂製らしいですね。
表面のザラつき、密度の高そうな歯応え、パツーンな歯切れ感
典型的な低加水タイプで、スープとの相性は間違いないです。
麺量は150g有るかどうか。




■ 感想など
「伊藤の煮干を食べた」感はちょっと・・・的な印象も、煮干ラーメンとしては普通以上に美味しかったです。
出汁感がストレートに伝わるとは言え、伊藤系はやっぱり醤油が似合いますね。
この地で伊藤風の一杯を食べられるお店は貴重。
メニューを絞ったこの営業スタイルが、地元で更に定着すると良いですね。

ご馳走さまでした~