豚骨一燈 @江戸川区~「限定☆煮干の極絞りつけ麺」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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豚骨一燈
江戸川区 (小岩)


【注文】 期間数量限煮干の極絞り濃厚つけ麺
【価格】 880

[訪問時期] 2016年5月上旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鶏+煮干/白湯
[味] 醤油
[麺] 太麺(200g)
[具] (麺)チャーシュー、カイワレ、(汁)メンマ、刻み玉ねぎ、刻み青葱

★このメニューは既に終了しています。



既に次作が始まってる中、KYなレポで申し訳ありません。
4月28日(木)~5月8日(日)、昼夜各10食で提供されてた限定麺です。



お友だちのコメント欄に「今回ばかりは無理かも」と書いたら、「貴殿はいかなきゃダメ~」と言われたので、終了間際に調整してやってきました。
休日10時でシャッター4番目、待ち椅子は3つみたいな悲しい始まり・・・因みに開店時のシャッターズは12名。
福原店長恒例の演説会に続いての開店。



最初のロットで5杯を作る荒業で、ほどなく提供となります。



麺と麺上の具
美しく盛り付けられた麺は、自家工場製の太いストレートで胚芽配合
やや硬めな茹で加減と水〆によって、今回はいつも以上に歯応えを残してます。
そのまま啜るとモッチリ変貌する過程で小麦の香りがフワリ、安定の美味しさですね。
麺量は200gとのこと。




麺上にはレアチャーシューカイワレ
チャーシューは肩ロースに胡椒を効かせたパストラミっぽいタイプで、そのまま齧っても肉汁がジュワ~な逸品です。




つけ汁と具
つけ汁は濃厚な鶏白湯をベースに、ネーミング通り大量の煮干を「極限まで絞った」もの。
巷に溢れたタイプに思えますが、それらと一線を隠したチャレンジポイントが3つ
まず、この日は黒口、白口に加えて「鯖」を使ったとのこと。
鯖煮干とは珍しいですが、青魚らしい特有のクセを他の煮干が上手い加減に中和しており、新鮮な風味ですよ。
次にカエシの量が2cc~3ccと、極端に抑えられている点。
煮干の全てを絞り取ったスープを、よりストレートに感じて貰いたいとの拘り。
加えて何よりも、こうした冒険を誤魔化しのきかない無化調で実現している点。
かなりの苦労の末に到達したつけ汁なんですね。



つけ汁中には角材タイプのメンマが2本、そして薬味類。



実食、スープ割り
福原店長の意図通り、このタイプのつけ汁ではかなり穏やかな塩気。
クリーミーな鶏白湯を突き破るように、煮干がガツンと。
必要最小限のカエシが煮干の旨味をダイレクトに伝え、小麦風味とクロスオーバーさせますね。
私は物足りなさは殆ど感じず、逆にこの塩気でこれだけ大量の煮干の負の部分を感じさせないことに正直驚きました。
やや困ったのは刻み玉ねぎの辛みで、時折煮干の旨味を邪魔する印象もありましたかね。



最後は何時も通り、卓上ポットからのあっさり魚出汁でスープ割り
至福の〆な筈なんですが、この鯖煮干とは何か相容れないような違和感を覚えました。
そのまま啜り切ってしまったほうが良かったような。



■ 感想など
カエシ量が少ないのには賛否有るらしいですが、敢えてそうして煮干を感じさせるメニュー。
万人対象のレギュラーメニューならいざ知らず、限定でこうしたチャレンジをしてくれるのは大歓迎です。
福原店長、明確な意図をもってメニュー作りをしてますね。
今後も楽しみです。

ご馳走さまでした~