支那そばや 翠月
【注文】 塩ねぎワンタンメン
【価格】 1030円(ワンタン150円含む)
[訪問日時] 2015.7.17(金) 12:15
[店内状況] 先客6、後客5名
[注文方法] 口頭注文、後会計
[味] 鶏魚介/清湯/塩
[麺] 中細麺(160g)
[具] チャーシュー、ワンタン4、メンマ、小松菜、揚げ玉ねぎ、微塵葱
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「麺家 一鶴」からの連食です。
この日は車が有るので、通常行きにくい郊外のお店へ。
店名にも冠してるように、故佐野実氏のお弟子さんらしいです。
壁に燦然と?輝くのは、紛れもなく「支那そばや」のロゴ看板。
期待が高まります。
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卓上のメニューを見ると、ラインナップは「しょうゆ、しおねぎ、みそ」のようですね。
この「塩ねぎ」の表記は関東で言えば「ラー麺専門店 こしがや」と同じで、これに佐野イズムを感じて思わず注文。
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当店は無添加と減塩に取り組んでいる旨の貼紙があり、だし濃度、塩分濃度等の測定値を他店との比較も交えて細かく記載してます。
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程なく登場した一杯は、正に支那そばやの塩を地で行く素材の構成。
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■ スープ
名古屋コーチンや蔵王土鶏と、昆布、あご節、さんま節、帆立貝柱等の魚介を合わせた淡麗清湯。
食材は通常の2倍~3倍使われてるとのこと。
魚介も全て産地を明らかにして、素材を吟味した無化調であると謳われてます。
で、その通り穏やかな作り込みで、塩気も控えめなあっさり美味しいスープ。
これは万人に好まれるタイプ。
ただ正直、いろいろと卓上の拘りを拝見し期待したほどには、出汁感は強くありません。
バランスが良くて何か突出したものがないことも、そう感じる一因かも。
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■ 麺
自家製の中細、やや細めなストレート系。
茹で加減はやや硬め、ほど良いコシを感じます。
このタイプの麺は、しなやかさや喉越しの良さに本領を発揮しますね。
スープとの相性も良く、美味しい麺だと思います。
麺量は160gとのこと。
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■ 具
具はチャーシュー、ワンタン、メンマ、小松菜、揚げ玉ねぎ、葱の微塵切り。
構成は支那そばやそのものだし、何より薬味の仕上げ方や小松菜の配置は「ラー麺専門店 こしがや」とほぼ同じ感じですよ。
チャーシューはバラロールで、ホロトロ過ぎてすぐに崩れるタイプ。
スープを良く吸って美味しいですよ~
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ワンタンは肉汁の旨味と、静岡産の生桜海老の風味が豊かで好み。
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板材タイプのメンマはかなりの存在感。
食感はジャキジャキコリコリ的で面白いですが、濃いめの味付けがやや浮いてる印象を持ちました。
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中央に鎮座する葱の微塵切りは、やがて自然とスープに溶け込んでいきます。
当初はその風味が心地好いのですが、中盤からは塩分控えめの上品なスープが水っぽく薄まるように思えます。
スープ上に浮遊するのは揚げた玉ねぎか葱か・・・良いアクセントですね。
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■ 感想など
「支那そばや」のイメージと数々の拘りがややハードルを上げてしまいましたかね。
美味しくいただきましたが、記憶には残りにくいラーメンだったように感じます。
一方で無化調や減塩への取り組みには、敬意を表さないとなりませんね。
ところでこの一杯は1030円、ワンタンを外したデフォでも880円。
素材への拘りは評価しますが、それにしてもちょっと自信価格ですよね~
先ほどの「麺家 一鶴」での一杯もそうでしたが、富山って案外物価高いのかなあ。
ご馳走さまでした~