いま、イギリスの伝説的なロックバンド
QUEENの半生を描いた 

「ボヘミアン・ラプソディー」

が全世界で大ヒットしています。






数々の名曲を世に残し、
人々に感動を与え続けたQUEEN。



そのボーカルである
フレディー・マーキュリーは
HIV感染により、この世を去りました。



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エイズの正式名称は
AIDS後天性免疫不全症候群)であり、
HIV感染した結果、起こる病気です。


HIV(エイズ)は、ヒト免疫不全ウイルス
のことです。


1度感染すると治すことが難しく、
エイズにより亡くなってしまう方が
あとを絶ちません。


では、感染するとどうなるのでしょうか?
また、その原因はなんなのでしょうか?


《症状》

感染すると、通常ではかかることのない感染症にかかりやすくなります。

HIVウイルスは、体内で増殖しながら、
人間の身体の免疫細胞を少しずつ破壊していきます。


《原因》

主な感染経路は3つ。

・「性的感染」
・「血液感染」
・「母子感染」

この中でも、性的感染が最も多いようです。

血液感染としては、輸血や注射器の使い回しなどからも感染が成立します。


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現在、世界中でエイズに感染しているうちの
半数以上がサハラ以南(東部・南部アフリカ地域)の子どもたちです。


ルワンダもそのうちのひとつであり、
サハラ以南のアフリカ諸国の中では
中程度の蔓延率ですが、
世界平均よりははるかに高いです。


感染率は、農村部よりも都市部の方が高く、
男女で比較すると、女性の方がかかりやすい傾向にあるそうです。
 


▼なぜ、サハラ以南での蔓延率が高いのか?



様々な原因があります。


まずひとつに、
教育が十分に行き届いてないこと。


途上国では、避妊に対する知識が乏しいために
性的経路による感染があとを絶ちません。


また、性的暴行による感染もあります。


とくにルワンダでは、紛争のときに
男性が無理矢理に性的暴行を加え、
それにより感染した人が多くいるそうです。


さらに、宗教的な理由もあるのだとか。


キリスト教では、
「避妊=してはいけないこと」
という考え方が基本的にあり、


そもそもの避妊に対する考え方が異なります。


また、不衛生な環境や、生きていくために体を売り買いする(貧困による売春)なども考えられます。



▼今後はどうなる?



 経済発展に伴い、教育水準があがったり、
避妊への意識が高まるなど、エイズの感染率は減少傾向にあります。


その一方で、
とある調査によると、2030年においても
推定190万人の子供たちがHIVを抱えながら生きると予測されています。


エイズの感染率を減らすには、教育だけでなく
治安や情勢、衛生環境、雇用など
多面的なアプローチが必要だと思います。


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今日はアフリカのエイズ現況をお伝えさせて頂きました。


いま現在もエイズで苦しんでいる方がたくさんおられます。


治療するお金もなく、周りからはからかわれ、
そんな中でも強くたくましく生きるている少女の記事を読んだときに、すごく心が苦しくなりました。


そのような方が少しでも減るように、
なにかできることはないか
考えていきたいと思います。


最後までお読み頂き
ありがとうございました!