透析14年
生体腎臓移植後5年
移植してから5年。あっという間に経過した感じがします。
ただ術後1年ほどはお腹の痛みなどでほとんど家に閉じこもってましたね。コロナというのもあった。
今はそれなりに元気に行動しています。
節目なので5年総括します。
回想も含みます。
これは私の体感と体験ですので参考程度にしてくださいね。さらに長いのでよければ読んでください。
定期検診行って来ました。現在は2ヶ月ペースで通院です。
今回のデータはCr⒈25 移植時が⒈9でしたからいいでしょう。姉から頂いた女性腎臓ですので男性にはこのデータでもOKという見方あります。体感的に⒈2くらいで落ち着きそうな感じします。
eGFR4⒍3 移植時は30でした。これは人それぞれかな。
透析14 年という身体へのこれまでの負担もありますからね。移植までのフルタイム仕事と、かなり無理して動いていたのもありますからだいぶ身体傷んでるかも知れませんね。
無尿期間も11年間くらいありますので膀胱が萎縮してます。だいぶ膨らんでると思うのですが、一回の尿量は70ミリくらいですね。現在1日のトイレ回数は平均13回です。2時間ペースで出ます。寝てる時も。
移植時は58歳。腎臓疾患に影響する心筋梗塞を一度発症。在職中に大きく入院したのはこの疾患と謎の多い全身痙攣に悩まされたこと。ストレス溜まりすぎて帯状疱疹が悪化してひと月ダウンしたこと。ただ会社の理解と協力は得られてました。
現場の責任を大きく担っていたのですが、移植を機に退職。 貧血と低血圧でしんどかったのもあって早めに。
家族にも了解経て。ありがたいですね。
普通は移植を機に仕事バリバリとなるのでしょうが 透析を長く経験した後の移植というのと手術年齢というのはちょっと体力の復活感覚が違うこともあるかと思います。
移植入院はいろいろトラブルあって入院期間は40日。免疫抑制剤の副作用がひどかった。後に判明したのがステロイド系の薬は私には合わないと。あとはまさかの移植腎臓が機能しない事態に。尿が出ないのが約10日間ほど。その間透析再開。後に腎臓動きましたが今度は繋いだ尿管から尿漏れ。尿カテーテルを腎臓まで16日間ほど入れて様子見。再手術の検討に入り精神的にナーバスに。
ちょっと大袈裟ですが移植失敗の不安と尿漏れによる再手術のピンチで深〜く凹んでしまってました。
まあ乗り越えましたが精神がだいぶやられて、入院時も退院後も食欲不振になって日に日に体重が落ちていくのでした。ダイエットしてる今にしてはありがたいかも(笑)
尿管漏れは運良くくっついて手術は回避しました。
それも乗り越えた途端に、今度は腹筋切除部分から腸が出て腎臓に絡みつく事態に。そのため腎生検が今だにできません。これは今そのまま様子見です。
そのためがお腹の違和感と時々くる痛みで動きづらいのですが、普通に生活はしてます。痛み止めは必須状態です。
運動はウォーキング。お腹の痛みで走るのはできません。過度の腹筋運動もNGですね。
さて現在。5年経って。お腹痛みは変わりません。これは長い付き合いと割り切ってます。腸の具合は様子見ですが次の定期検診で約1年ぶりのCTでチェック入れます。
トイレ事情も長い付き合いで2時間おき。2年目くらいにちょっと精神的にしんどくなりましたが悟りました。長い付き合いです。
尿タンパクは+2なのですが、タンパク濃度が薄いのでそれほど心配は必要ないと。血圧の薬が多いのもひとつの原因。
とにかく減塩とダイエット。これが薬も減らせるし血圧も下がる。
努力はしてるが減って食べて戻っての繰り返し(笑) もっと努力せよです。頑張ります。
今回薬を少し変更しました。次回の検診で血圧効果を見ます。
今だにひとつだけ不思議なのは、移植手術時に入院中に体重10キロ近く減りましたがお腹周りは20センチ増加。腎臓入れた片側はポッコリ状態。今でもそのままです。体感としてウエストポーチをつけてるという感覚ですね。違和感はありです。これは入院中に何度も聞いたのですが、その時は尿が出ないという事態でバタバタしてたのでうやむやになってしまいました。現在は腸が出てるからだろうという予測です。では手術時はどうなの。
お腹は今でも腹帯もしくは妊婦帯で押さえています。