あいつ、ビールばっかり飲んでるのに、なんであんなに元気なんだろう?

 

ビタミンB群の主な働きは、エネルギー代謝の補酵素です。 補酵素は代謝を円滑に行わせる潤滑油のような働きがあります。 エネルギー源や体の構成成分となる、糖質、脂質、タンパク質だけを摂取しても、ビタミンB群が不足していると体内の代謝はスムーズに行われないため、パワーを発揮できないというリスクが発生する可能性があるのです。

 

ビタミンB不足かも? 疲労を感じにくくするためにはエネルギー代謝を落とさないようにすることがポイントで、そこで重要な働きをするのが、ビタミンB群。 ビタミンB群は全部で8種類で、いずれもエネルギー代謝が円滑に行われるための重要な成分で疲労回復のカギとなります

 

 

 

健康寿命は延びていますが、平均寿命も同じように延びています。2016年をみると、平均寿命と健康寿命の差は、男性で平均8.8歳、女性で平均12.4歳、寿命を全うするまでに「不健康な状態で生きる期間」が存在することになります。現在のところ、統計を取り始めた2001年から大きな変化はありません。

健康寿命を延ばすために重要なのは、栄養・食生活と運動習慣による生活習慣病対策です。

 

血中のホモシステイン濃度の高さが危険因子となる場合があります。ホモシステインは、必須アミノ酸のメチオニンの代謝から生成される副産物で、動脈硬化促進作用や血栓形成刺激作用があるアミノ酸の一種です。葉酸・ビタミンB6・ビタミンB12のビタミンB群がこのホモシステイン濃度を低下させるとされています。

 

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アリナミンとかリポビタンとかエビオスは、ほぼビタミンB群です。

 

ビールにはビタミンB群が豊富に含まれており、体内の新陳代謝を活発にする効果が期待できます。ビールの主な原料である大麦やビール酵母にビタミンB群が含まれており、栄養素をエネルギーに変換する役割を果たします。新陳代謝が活発になると、粘膜や皮膚の健康を保つ手助けにもなります。

 

 

 

キウイフルーツはもっとも効率的に栄養を摂取できる「ポジティブ・フード」の一つといえる。また、キウイフルーツは半分に切るだけで、スプーンですくって食べられるので、簡単に食事に取り入れることができる手軽さも魅力だ。

 

 

 

ビタミンB群は、エネルギーを作り出す際に補佐的な役割を果たしています。特に、ビタミンB1は炭水化物を分解してサイクルに取り込む過程で必要とされ、発熱や過労時に多く消費されます。ビタミンB群が不足すると、クエン酸回路がスムーズに回らなくなり、エネルギーの産生量が低下して疲れやすくなります。また、ビタミンB1を摂取すると疲労物質である乳酸が溜まりにくくなるため、疲労回復効果が期待できます。

さらに、ビタミンB群は脳の神経伝達物質の合成にも関わっており、不足するとやる気や集中力が低下します。ビタミンB6、葉酸、ナイアシンなどは、セロトニンやドーパミン、ギャバをつくり出すために必要不可欠な栄養素です。不足すると、セロトニンやドーパミンが減少して不眠に悩まされたり、集中力の低下が現れるようになります。

ビタミンB群を賢く補う習慣をつけることで、人生をより快適に楽しく過ごすカギになっていると言えます。ビタミンB群を多く含む食材には、にんにく、ニラ、ネギ類、米ぬかなどがあります。

 

ビタミンB群の作用

疲れやすい方、甘い物・ご飯や麺が好きな方、ストレスが多い方はもしかするとビタミンB群不足かもしれません。

ビタミンB群は、うつ状態の改善・予防、認知症の予防、お子様の脳の発達と学習の効率アップなどに欠かせない栄養素です。

ビタミンB群には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン(B3)、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類あります。これらは単独ではなく、複合的に作用するのが特徴です。よって、単独で摂るのではなく、まとめて摂るのが理想的ですが、必要量を食べ物だけから摂取しようと思うと大量の食事をしないといけません。すると、今度はカロリーの摂りすぎ等の問題が出てくることがあります。また、食欲がなかったり、胃もたれや下痢など胃腸症状があるときは、食事の摂取そのものが難しい場合もあります。このようなときはサプリメントをうまく利用すると良いでしょう。

当院では、高品質・高容量の医療機関向けサプリメントを取り揃えておりますので、ご利用ください。

ビタミンB群のもっとも重要な働きは、神経伝達物質の合成に深くかかわっていることです。特にビタミンB6は、うつ病やうつ状態に大きく影響しているGABAやドーパミン、セロトニンに作り替えられる過程で、なくてはならない栄養素です。不足すると、うつ状態になったり、睡眠障害が起きたりします。

また、現代は、潜在的なビタミンB1の欠乏症が増えています。その原因は、調理加工や精製で食材のビタミンB1が失われる上に、清涼飲料水や糖質の多い食品(ジャンクフード)の摂取で需要が増大していることにあります。ビタミンB1が不足すると、疲れが取れない、何となくだるい、イライラする、集中できないなどの症状が現れます。

毎日の食事からでは不足しがちなビタミンB群ですが、当院で取り扱っているサプリメントはNB comp Aというもので、ビタミンB群が複合的に摂取できます。ビタミンB群は水に溶けるため、必要量が摂れると尿中に排出されます。

 

ビタミンB6やたんぱく質を一緒に摂取すると、メラトニンをより効率的に生成できるという報告もあります。たんぱく質は肉、魚、卵、大豆製品などの主菜や乳製品に、ビタミンB6は魚や鶏肉のほかに、ピーマン、ブロッコリー、カボチャなどの緑黄色野菜に豊富に含まれています。

 

どんなビタミンB12サプリメントが市販されていますか?

ビタミンB12は、ほとんどすべてのマルチビタミン剤に含まれています。ビタミンB12だけを含むサプリメントや、ビタミンB12と併せて葉酸およびその他のビタミンB群などの栄養素と一緒に摂るサプリメントも市販されています。ビタミンB12の含有量を調べるためには製品ラベルを確認してください。

ビタミンB12は舌下剤(舌の下で溶ける)でも摂取することができます。水で飲むタイプの錠剤よりも舌下剤の方が良く吸収されるという科学的根拠はありません。

処方用ビタミンB12は、注射剤として投与される場合があります。通常、ビタミンB12欠乏症の治療には注射剤が使われます。また、処方薬として鼻用のゲル剤(鼻腔内に使用)も有用です。

充分にビタミンB12は摂取できていますか?

米国人の多くは、食品から十分なビタミンB12を摂っています。しかし、食品からビタミンB12を吸収するのが困難な人もいます。その結果、ビタミンB12の欠乏症の人は一般の1.5~15%に及びます。欠乏症かどうか確認するには、医師がビタミンB12値を検査します。

十分なビタミンB12を摂取していない、または、ビタミンB12の吸収に問題がある集団の可能性も考えられます:

  • 高齢者の大半は、食品中に天然に含まれるビタミンB12を吸収するための胃酸が十分に分泌されません。50歳以上の人は、大半のビタミンB12を栄養強化食品やサプリメントから摂取すべきです。そうすることで、多くの場合、高齢者もビタミンB12を吸収できるからです。

 

ビタミンB群には、次のようなものがあります。

  • ビタミンB12:神経細胞などの細胞膜の合成に関わっており、不足すると記憶障害や精神症状を引き起こす可能性があります。野菜にほとんど含まれていないため、厳格に菜食を行なっている方は注意が必要です。
  • ビタミンB1:炭水化物の代謝に関わる栄養素で、不足すると末梢神経障害や心不全を引き起こす可能性があります。アルコール多飲の食生活でビタミンB1欠乏が生じると脳の細胞障害が進み、記憶障害を引き起こす可能性があります。
  • 葉酸:ビタミンB12と同様の認知機能障害を引き起こす可能性があります。スミス博士は、メチオニン回路を正常に働かせるために葉酸とビタミンB12を投与することで、アルツハイマー病の進行を抑えることができるのではないかと仮説を立てています。

ビタミンは認知症を改善しますか?

ビタミンB12が不足すると、認知症の症状が生じることが以前から知られています。 不足が把握されないまま、認知症治療を受けているケースがありますが、血中のビタミンB12濃度を調べ、不足している場合には、これを補充すると認知症の症状が改善します

 

血中のアルブミンなどのタンパク質

東京都健康長寿医療センター研究所は、タンパク質のうち、血清アルブミン値が高い人では認知機能が維持され、低い人はその低下速度が速かったことから、認知症になりやすいという論文を発表。血中のアルブミンとヘモグロビンが一定程度の水準にないと認知機能が低下することを疫学的に突き止め、認知症予防に効くタンパク質の量があることが示唆されました。