認知症 血糖値のコントロール 山根

認知症予防のカギは血糖値のコントロールにあり?! 血糖値の急上昇を防いで脳を守る食べ方と工夫を解説します!

認知症予防は血糖値のコントロール

はい、血糖値を良好に安定させることが認知症の予防に重要です。血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きが良くなると、アルツハイマー病の原因となるアミロイドβの蓄積も抑えられるとみられています

 

認知症の予防や悪化を防ぐためには最新の研究では糖尿病治療によって血糖値をよくすると、認知機能も一部改善することが分かってきています。 さらに、高血糖だけでなく、高血圧、脂質異常症、メタボリックシンドロームなどは認知症に繋がりやすいと言われていますので、こうした危険因子を減らすことも有効です。

 

 

血糖値をコントロールするには、血糖値を必要以上に上昇させない、糖の吸収を穏やかにする、運動を習慣的に行う、日常生活でこまめに動くなどの方法があります。また、食生活を見直すことで血糖値の変動を抑えることもできます。具体的には、次のようなポイントがあります。糖質の摂取量を抑える、低GI食品を選ぶ、食物繊維や脂質を十分に摂る、栄養バランスをととのえる、 食事を小分けにする。

血糖値を下げる食べ物としては、次のようなものがあります。

  • 玄米や雑穀米など
  • 全粒粉パンやライ麦パンなど
  • 田田舎そばや十割そばなど
  • さばやいわしなど
  • ごぼうや玉ねぎなど
  • わかめやこんぶなど
  • まいたけやえのきなど

日本糖尿病学会によると、一般的なHbA1c目標値は空腹時血糖値130mg/dl未満、食後2時間血糖値180mg/dl未満です。高齢者においては、空腹時血糖値は最低140mg/dl以下、できれば120mg/dl以下、HbA1Cは7%以下、できれば6%以下とすることが望ましいです。