農林水産省が管轄する「農地バンク」とは

新しく農業を始めたい人の強い味方になりうるのが「農地バンク」だ。正式名称は「農地中間管理機構」と言い、農林水産省が農地を借りたい人と貸したい人を仲介する制度で、2014年度から全都道府県に設置された。

「信頼できる農地の中間的受け皿」をコンセプトに、新規就農者が農地を借りる場合だけでなく、農業をリタイアした方が農地を貸せるようにしたり、利用権を交換して分散した農地を集約したいときに利用できるように制度を整えている。特に、日本の農業は農地が飛地となっている関係で生産性が低いという課題を抱えている。これを解決する手段としても、農地バンクは期待されている。