サリドマイド睡眠薬

 

サリドマイドは、1957年にドイツのグリュネンタール社から睡眠薬として発売された薬です。当初は、副作用のない安全な薬として発売され、妊婦のつわりや不眠症の改善に多用されました。

しかし、妊娠初期に服用すると、胎児の手足や耳などに奇形が生じてしまうことが判明し、世界的な薬害事件に発展しました。サリドマイドは1960年代前半に市場から撤退しました。