メイラックス

 

減薬のやりかたで、半分にしたりしても、イッキ飲みするのであれば、全く血液中の濃度は激変します。
そういった減薬方法は、アシュトンマニュアルとかWikipediaに書いてありますが、稚拙なやり方です。
目的は、血中濃度を乱高下させないということなんです。
乱高下で脳が錯乱するんです。

アシュトン女史は私も尊敬していますし、Wikipediaも大変参考になりますが、脳のアップレギュレーションが必死になって行われている時に、血液中の医薬品濃度が乱高下しては、「離脱症状」が強めに出てしまうのです。

 

 

長期型メイラックスの減薬法(赤字が後付けコメントです。

長期型はもともと減薬には向いているんですが、メイラックスの場合はジアゼパムの2倍の強さ(同じ重さであれば)だし、

高齢者に使うなということなので、体に残りやすいというところがあります。

 

その分、毎日毎日、低時刻に飲んだりすれば、まだ血中に残っている(半減期が100時間もあれば残っています)うちに、更に上乗せして服用すれば、累積して、どんどん血中濃度が濃くなります。


ベンゾジアゼピン系の中では特に作用時間が長く、作用もやや強い。血中半減期は60~300時間の超長時間作用型である。

ベンゾジアゼピン系の緩和精神安定剤、抗不安薬

連用により依存症、急激な量の減少により離脱症状を生じる

自動車や機器の操作運転は従事しない。自分の判断で勝手に服用を中止したりしない

かと言って、医者はなかなか減薬を勧めたがらないので、自分でやるっきゃない。知っていれば危険ではない。

錠剤を見ると分かりますが、真ん中に線が入っていて、半分に割って、0.5mgで飲んでもいいわけです。

 

しかし、10分の1に割って、10分の1の時間ずつ飲んでもいいのです。

粉にして、(粉々に砕いて)少しずつ、しょっちゅう舐めるようにすれば、血液中の濃度が安定するので、もっと良い。

 

ただ、眠っている間は、補充が利かないので、朝起きたら、少し、離脱症状で気分が悪いとか、眼が覚めてしまって困るとか

あるかも知れません。

 

となれば、夜、眠る直前には、少し多目に飲んでも、そのへんは臨機応変です。

 

水溶液にして、チビチビ、回数を多くして飲むというやり方もありますが、こぼしたり

ごくっと多量を飲んでしまったり、持ち歩きもめんどくさいので、百均で購入できるすりこぎで粉々にして

小さなチャック付きのビニール袋に持ち歩いて、苦しそうになる前にあらかじめ舐めて、調整するのがいいでしょう。

 

利かないようだったら、4分の1くらいをイッキ飲みしてもいいだろうし、あまり細々と考えないほうが良いです。

 

とにかく、覚せい剤やヘロインと同じだと思って、「イッキ舐め」をしないようにだけ注意すればいいわけです。

 

アルコール中毒もそうですが、手がぶるぶる震えた時に、1升も飲んでいたら、いつまで経ってもアル中は直りません。

手が震えそうになってきたな・・・と思ったら、おちょこで1杯くらい飲んで、血液の中に少しアルコールを補充します。

 

そうやって、徐々に減らして行けば、アル中からも脱出できるのですが、そうは「本人」が許しません。

グビグビっと、一気に1合も2合も飲んでしまえば、永久に中毒からは脱出できないのです。

 

そんなイメージで、とにかく血液の中の医薬品濃度をコントロールして、離脱症状という気分の悪さを極力少なくします。

そうやって、1日24時間で服用する(舐める)量を徐々に、毎日1%くらいずつ減らして行けば、100日で、逃げられます。

 

ただ、感覚、薬を減らしている感覚は、対数的に変化していくのですから、直線的ではなく、最初は凄く減らしやすいのです。

最初の1%は100分の1減らすだけですが、

最後の1%は2%から1%に、半分に(50%)減らすわけですから、厳しくなります。

減らし初めは簡単なのに、そろそろ減薬終了だというときの1%減らすのは、体感的に、とても厳しく感じるのです。

 

でも、そんなこと、当たり前ですから、少なくなってきたのに離脱症状がきつくなってきたなぁ・・・とかがっかりしないで

我慢できるところは我慢することでしょう。

 

苦しかったら、そのへんで、とどまればいいんです。ただ、後戻りしないように覚悟はしといたほうがいいと思います。

どんどん後戻りすれば、永久に断薬できないわけですから。

かと言って、焦るのもダメですが。

本当に重要なのは、減薬しているときに、タンパク質とか、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB群をきちんと栄養摂取して、大腸の腸内細菌叢を育てることです。バナナうんちが作れるようにならないと、そう簡単に、体調は回復しません。

いつも便秘や下痢では、腸の調子が悪いので、脳の調子も悪くなります。

食事に気をつけなければなりません。

お腹の調子(腸の調子)が悪ければ、なかなか気分は回復しません。