医薬品の「作用」として、いろいろな不随意運動が出現します。

不都合なものに限って「副作用」と呼ぶことにしています。

「作用」も「副作用」も、「作用」には違いありません。

 

人間の尊厳に触れる、とても残酷な医薬品の作用です。

 

繰り返して唇をすぼめる・舌を左右に動かす・口をもぐもぐさせる・口を突き出す・歯を食いしばるなどの動きをさします。口唇ジスキネジアには首・手足・胴体のさまざまな種類の不随意運動が合併します。

 

ジストニアというのもあります。一番ゆっくりしたもので、持続的に筋肉が収縮する運動であり、手足、首、胴体をねじらせて一定の姿勢を持続し続けるようになります。眼瞼けいれん・痙性斜頚・書痙もジストニアの一種です。

 

ジスキネジアは薬剤性ジスキネジアと同じ意味で、薬剤が原因となった不随意運動の総称です。

 

遅発性ジスキネジアは内服開始から最低3か月以上たってから発症し、ときには5年、10年たってから発症することもあります。

・・・ということです。(抜粋)

http://medical.radionikkei.jp/yakugaku/date/20130323/

https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1c21.pdf 厚労省 薬剤性ジスキネジア

 

薬剤性ジスキネジア/薬剤によるジスキネジア/遅発性ジスキネジア

1つは、遅発性ジスキネジアと言って、抗精神病薬などを長期間使用していると出現するものです。 もう一つは、パーキンソン病治療薬などドパミン作動薬を投与中に出現するジスキネジア・舞踏運動・ジストニアなどの混ざった ...