牛乳飲みすぎの人がうつうつとするのか、マグネシウム不足の人がうつうつとなるのか?

 

カゼイン・グルテンフリーの食事

牛乳の害は、カゼインが引き起こす、腸の炎症と中毒性
乳糖不耐症の人もいる。
カルシウムとマグネシウムのバランスの悪さ
乳牛へのホルモン剤や抗生剤投与の問題
カゼインと乳清たんぱく質の含有比率は、母乳が4:6、牛乳が8:2

牛乳の白い色はカゼインとカルシウムが結合した色

普通の牛乳の主な脂質は飽和脂肪酸である「パルミチン酸」と不飽和脂肪酸の「オレイン酸」

炭水化物はほとんどが「ラクトース(乳糖)」

主なミネラルはカルシウム、カリウム、ナトリウム、リン。ビタミンAとパントテン酸

牛乳は9種類の必須アミノ酸をすべて含む

特徴としては、カルシウムにアミノ酸バランスの良いたんぱく質や乳糖が結びついている

 

他の食品よりもカルシウムが非常に吸収されやすい

 

牛乳の害
カゼインが引き起こす、腸の炎症と中毒性
牛乳に含まれるカゼインは、分解されにくいアミノ酸配列をしており、未消化のまま腸に入ると、腸の粘膜に傷をつけ、炎症を起こす

 

腸の炎症が、繰り返し起こると、次第に腸の粘膜の目が粗くなり、リーキーガット症候群になる

腸管を守っているバリアが破壊されることで、本来なら取り込まれることのない異物が体内に侵入し、炎症・アレルギー反応を引き起こす

 

分解されたカゼインの一部(ペプチド)は、アミノ酸配列がモルヒネに似ていて、脳では麻薬のように認識されてしまい、中毒性が高くなる

 

カゼインが引き起こす、腸の炎症と中毒性は、グルテンにも同様なことが生じる

 

国の定める、特定原材料7品目に卵・乳・小麦・落花生・えび・かに・そばがある

 

カルシウムとマグネシウムのバランスの悪さ
牛乳に含まれるカゼインは、カルシウムと結合し、カルシウムの吸収を高めると共に、体内にカルシウムを運ぶ役割も担っている

このカルシウムの吸収の良さには問題がある

 

カルシウムとマグネシウムは互いに協力しながら、体内で恒常性を保っている

カルシウムは筋肉や血管の収縮に関係し、マグネシウムは弛緩するように働く

しかし、牛乳に含まれるマグネシウムは少なく、カルシウムが多いため、バランスが非常に悪い


通常1:1の割合でカルシウムとマグネシウムを摂るのがよいとされているのに、牛乳の場合100gあたりカルシウムが110mgで、マグネシウムが10mgの含有量で、11:1という非常に悪いバランス

 

ただでさえ、マグネシウムは吸収が悪く、ストレスなどで消耗してしまうミネラルとなるため、牛乳を多飲すると、カルシウムだけが過剰となってしまう

カルシウムと比較したときに、マグネシウムが少ないと様々な弊害が生じてしまう


弊害の一つに、カルシウムの石灰化がある

石灰化とは、カルシウムの塊が体内の組織で沈着してしまう状態

 

マグネシウムは、体内でカルシウムを溶かして、吸収率を高めてくれるが、マグネシウムが少ないと、カルシウムは血液中で溶けきれません。こうした状態になると、カルシウムの石灰化が起こる


この石灰化による一例が、腎臓に石ができる腎結石

結石が尿管に移動すると尿管結石

尿管に結石が詰まることで、かなりの激痛

 

このような病気は、カルシウムの摂りすぎが原因ではなく、実はマグネシウム不足

 

マグネシウム不足で起こることとしては
筋肉の緊張やけいれん
・頭痛や肩こり
不安やパニック発作、不眠、うつ
便秘
・解毒ができない
心臓の病気
高血圧
・低血糖
・不妊
骨粗しょう症、虫歯
マグネシウムは腸の働きを整えたり、重金属を排泄したりと健康を維持するうえで重要な働きをする


また、脳の神経伝達物質を合成する際に、マグネシウムが必要

不安感の強いときには、不足が考えられるミネラル

イライラしたらカルシウム不足ではなく、むしろマグネシウムの方が、精神安定には欠かせない


さらに恐ろしい話・・・カルシウムと比較し、マグネシウムが少なすぎると、心臓疾患での死亡率が高くなる

牛乳の場合は酸性食品のため、体内の恒常性を保つための働きとして、アルカリ性のカルシウムが骨から溶け出してしまい骨が弱くなります。牛乳をよく飲む欧米人の方が、アジア人と比べて、骨粗しょう症の割合が多い


カルシウムは大根の葉、モロヘイヤ、小松菜、春菊、チンゲン菜、水菜などの葉物野菜に多く含まれる

 

しらす・イワシやししゃもなど骨ごとまるまる食べられる小魚や桜えび、干しえびもカルシウムが豊富

しらすや桜えびは、マグネシウムが豊富で、しらすやイワシにはビタミンDが多く含まれている

 

日光浴をすると体内で活性型のビタミンDが作られるので、適度な日光浴は丈夫な体を作るために必要

運動をして骨に負荷をかけること

ホルモン剤に関しては、エストロゲンを増やす原因となり、乳がんの引き金になっている

カルシウムを摂るなら胡麻、マグネシウムを摂るなら海苔

両方摂るなら蒸し大豆

腸に穴を開けるのは、小麦粉や牛乳

悪玉菌を増やすのは砂糖や肉

善玉菌を増やすのは野菜や冷えた焼き芋(レジスタントスターチ)

腸の蠕動運動はマグネシウムで改善される