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中央区議会議員のかみや俊宏です。
区議会議員５年目（２期目の初年度）を迎えさせていただいた令和５年５月からの１年間所属してきた環境建設委員会での質疑・提言を振り返りながら今後の政策提言に繋げていければと考えています。
前回のブログでは、近年中央区行政が進めてきた環境施策の中から、特に注目している４つの取組（宣言・計画等）をご紹介しました。今回のブログでは、令和５年６月の委員会で報告された環境の状況に関する５つの調査結果に関する質疑・要望をご紹介します。
６月の委員会報告では、以下５つの調査結果が報告されました。
・令和４年度河川水質調査結果について（資料３）
・令和４年度ダイオキシン類調査結果について（資料４）
・令和４年度自動車公害調査結果について（資料５）
・令和４年度大気汚染常時測定結果について（資料６）
・中央清掃工場の操業状況及び排ガス等調査結果について（資料７）
そこで、かみや俊宏からは２点の質問を行いました。
質問概要① 自動車の公害調査の結果について１項目、基準を満たしていないものが続いている。それ以外は、基本的に改善しながら継続的に調査をしてきたと思うが、自動車の公害の調査結果の特徴について
答弁概要① 自動車排出ガスは、低公害車が普及し、現在は動力源が化石燃料のガソリンから電気、水素などの非化石燃料のほうにシフトしている。現在も全調査地点で環境基準を達成しているが、今後も数値はさらに下がっていくと考えている。騒音、振動は、自動車交通量が多いという地域特性もございますので、今後も状況は大きく変わりにくいのではないかというところはありますけれども、全調査地点で要請限度は満たしているところ。沿道の住戸における自動車騒音は、一部満たしていないところもございますけれども、今後も状況を注視していければと考えているところ。
質問概要② 資料３から７で様々な各種数値を示しているんですけれども、全体の数値を捉えられたときに、どんなふうに区として感じでいるのか。
答弁概要② 全体としては、基本的には法定事務ということで、常時監視は東京都の事務。一部、区内の状況を把握するために、区で独自で調査をしている部分もございますけれども、全体的に公害調査につきましては、ほぼ基準を満たしているという状況もございますので、今後、どのように東京都の調査と調整していくかというところは考えていければというふうに思っている。
質問概要③（答弁①・②を踏まえ更問）
基本的に法定事務で、中央区独自の取組として一部調査をしている、環境行動計画2023でも概要をお示しいただいたり、様々な環境面での施策を宣言されたり、様々な取組をやっていると思います。
基礎調査の継続性、統一性も大事だと思いますし、調査に基づいて施策をやっていかれるのかなと思っておりますので、そういう意味で、この調査をどんなふうに生かすのか、お考えお聞かせ願います。
答弁概要③ 公害調査結果の活用という部分、御指摘いただいたとおり、施策の基本データになるもの。今、公害というよりも、どちらかというと脱炭素というほうが中心になっていますけれども、その辺の兼ね合いも含めて、今後もデータのほうは活用していければというふうに考えております。ただ、一部、東京都とかぶっている部分もございますので、その辺も整理しながら、お金も含めての資源は限られている部分もありますので、強弱をつけて取組を進めていければというふうに考えております。
かみや俊宏からの要望概要
要望ですけれども、自動車の公害調査結果を拝見しますと、法定事務ということで、地点は、縛りもあるのかなと思うのですが、区で一部独自でやられていると。
隅田川沿いになりますが、新大橋、清洲橋、特に隅田川大橋の付近は、歩いていると気になるというか、空気はどうだろうと感じるところもあります。強弱があったり、限られた予算の中というところがあると思います、けれども、単年度あるいは経年も含めて、状況の把握の要否について御検討いただければということを要望します。
質問の背景・考え方
本調査について、一つ目に、EBPM（エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング。証拠に基づく政策立案。政策の企画をその場限りのエピソードに頼るのではなく、政策目的を明確化したうえで合理的根拠（エビデンス）に基づくものとすること）の視点含め、継続性・統一性を含め本調査の重要性をどのように考えているのか、また、二つ目に、一方で、本調査を拝見すると、一部の地域が調査地点に設定されていませんでしたので、費用対効果の観点を踏まえつつ、調査地点の増加により、区内での調査の面的な広がりの拡充の検討を質疑・要望させて頂きました。
最後までお読み頂きありがとうございました！
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