教育費の答弁概要についてご紹介させて頂きます。

まずは、コロナウイルスの影響についてと教育費の予算案の特色についてとなります。

 

<2年余りの新型コロナウイルス感染症の影響について>

2020年2月に時の総理が学校の一斉休業からはじまり約3か月に及ぶ学校の一斉休業が行われた。

子ども達の体力の低下、学力の遅れが顕著にあらわれた。

これを取り戻すため夏休み短縮や行事中止を行ってきた。

 

今年度は改めて、学校行事が非常に重要な役割を担っていると認識した。

特別活動の行事も文化的行事、体育的行事、宿泊行事などいろいろあるが、感染対策を工夫して実施してきた。

コロナ禍の負の側面だけでなく、プラスの要素として行事活動の重要性を認識した。

 

今後の教育の展開は難しい時代を迎えている。「確かな学力の定着と向上」を掲げている。

地域社会、知識基盤社会が進む中でも子どもたち一人ひとりの可能性を最大限広げて子どもたち選択の幅を広げていきたい。

確かな学力をしっかりと身につけさせることが地方教育委員会の役割でと考えている。

教員研修、授業改善、教材研究など地道にとりくみ子どもたちの学習につなげていきたい。

 

また、子どもの読書活動と学力の関係は相関関係があると思い、特に力を入れたい。

まら、小学校の就学前教育、いわゆる幼児教育の充実にとりくみたい。小学校以降の教科内容に学びの芽を育てていきたい。

 

<教育費の特色について>

コロナ禍という特殊な社会状況が継続している。

義務教育という大変重要な時期を過ごす子どもたちへの責任ある予算として大変重要と認識している。

先日、日本橋中学校のダブルタッチ部と吹奏楽部が区長と教育長に表敬訪問で1年間の活動報告を行った。

ダブルタッチは本来アメリカであったが、コロナで映像での評価となった、吹奏楽部も大変な好成績ということで、教育費を預かる部局として責任ある予算編成をと改めて痛感した。

 

本の森ちゅうおうは12月に開設予定。

平成25年秋の入札不調で工事がストップしたりしたが、関係者の理解・協力を得て、取り組んでいきたい。

晴海西小・中学校は東京2020大会の延期、また、晴海地区の責任ある義務教育体制の構築も重要な観点。

いずれにしても今後20万都市を迎える中、教育施設の基盤整備しっかり対応したい。

 

ソフト面は、教育振興基本計画で個性や能力を伸ばす教育の推進、豊かな心、あたたかな人間関係を育む教育の推進、など4つの基本方針と10の主要施策で取り組んでいく。

 

次年度の新規・充実事業の主なものは、幼稚園ICT環境の整備、心理アセスメントの充実、子どもたちの読書活動の推進、電子書籍の導入などが予定されている。