2020年7月19日、、、

この日の記事が『久々のおは朝で世界一周!?してきました。』で最後の更新でした。

 

 

 

それから月日は流れ、約3年弱、、、

 

 

 2023年5月2日、、、

アメブロ更新しに帰ってきました

 

 

 約3年間、新型コロナウイルスの影響で世界がひっくりかえりました。みんな大変でした。僕は、応援して頂いている皆さんのお陰と更に、2020年サロンメンバー(ファンクラブ)のサポートのお陰で、本当にあの忌まわしき2年間を生き抜く事ができました。

皆様、改めて本当に有難う御座いました。(一生感謝)

 

 

さて、今日の話は"舞台(映像以外の幅広い意味で)"で僕ら『演じる側』、そしてなんと見る『お客さん側』どちらにも共通する「フォーカス(注目)」のお話しをします。

 

 

 フォーカスってなんだ? 

 お芝居や舞台での「フォーカス」とは、観客の注意を特定の役者、アクション等に向けることを意味してて、これには、役者の演技、照明、音響、舞台美術などの要素でコントロールしています。フォーカスって物語の重要な瞬間やキャラクターの感情を強調したり、お客さんの視線や感情の投影先をもコントロールするです。

 

 

テレビドラマ、映画などのフォーカスはと言うと、カメラアングル、編集、クローズアップなどの映像技術を使って視線や感情を誘導します。編集によるシーンの切り替えが観客のフォーカスを効果的にコントロールしたり、カメラを上下左右、近づいたり引いたりして俳優の表情を強調したり、視線を誘導したりして物語や感情を伝えます。

 

 

 

上記の話は僕ら演者側の話であって「へー」て思って頂いたら全然OKです。

つまり、お客さんも無意識に僕らの作るフォーカスに集中し楽しんで頂いているのです。しかし、特殊な舞台によってはお客さん自身も"フォーカスを作ったり"しちゃうんです!それが、良かったり、悪かったり、、←今回はここの話

 

 

 

よく舞台の醍醐味は「ライブ感だ」「アドリブだ」「一体感だ」等のナマモノとしての微妙な変化(進化)やプチハプニング等が面白い言われますが実はもう一つ、お客さん自身が自由に見たいモノを選べる事もなんです。それは、《今喋っている人を見る》とか《僕ら作り手側が作ったフォーカスを見てしまう》または《自分の推しを目で追ってしまう》といろいろ。それらを存分に楽しんで頂き、時には笑ったり拍手などのリアクションや鼻水すする音を聞くと僕らも「頑張ってよかった」と思えます。しかし、舞台の種類によってはそのリアクションにより問題が起きる事があります。

 

 

 串カツのタレみたいな舞台(仮) 

 その前に特殊な舞台をあげてみよう。

最近では、『イマーシブシアター』と言う体験型の舞台があります。

お客さんが物語や舞台に没入、参加、体験することができる演劇の形式ですね。従来の座席に座って観るだけでなく、お客さんも舞台の一部(キャラクター等)となり、歩いたり謎を解いたり役者と直接関わったり、物語に影響を与えたりすることが特徴です。

 

 

更に、一度体験すると基本2度と参加(観劇)できない、『脱出ゲーム』や『マーダーミステリー』などがあります。

これは言う間でもなく、一度体験すると物語の犯人や謎解きの答えが分かってしまう為、2度目の参加は基本禁止だ。だって嫌じゃん、今から体験するのに犯人を知ってる奴が混じってたら笑

 

 

ただし、この基本禁止と言うルールはあくまで基本で、作品や主催している団体や企業の意向によっては、ネタバレOK状態での2度目の参加(リピート)を許可している特殊な体験型舞台もあります。禁止されてる所は一回切りを楽しみましょう。(2度付け禁止の串カツみたいだねー、、、)

 

 

僕は役者がら『2度付けOK』の謎解きゲームや、脱出ゲーム、マーダーミステリーで仕事をした事があるのですが、時々、リピーターの方が故意ではないが初めてのお客さんの邪魔になったり、酷ければその作品(空気感)を壊してしまう行動をよく目にします。そう、先程言ったリアクションによる問題とは、お客さんがお客さんの【フォーカスを奪う】と言う現象が起こる事だ。

 

 

 あなたが舞台を壊しかねないフォーカス 

 例えばあなたが初めて『謎解きと犯人を探す』脱出ゲームと言う舞台に参加するとしよう。

 

リピートOKなので周りはちらほらリピーターもいる。お客さんは全部で10人にしよう。

 

答案用紙とペンを渡され、いざ謎解きへ。あなたは一生懸命謎解いている。とその横にリピーターが立ち何のタメライもなくすらすらと答案用紙にペンを走らす。しかも、まだお題が出ていない答えまで。見たくなくても「え?」て気になるよね。それに下手したら答えがみえちゃったりなんかして、最悪だ。

 

 

 

『この中に犯人がいる!?』

謎解きの1番の醍醐味は謎を解きながら犯人を探し出すその過程。あなたは役者達が話す解説を理解しながら、頭の中で組み立てながら、そして納得しながら、かなりの集中力で楽しんでいる。が、隣のリピーターが解説途中で変なリアクションをする。きっとそのリピーターの推しが芝居中で何かをしての反応だろう。

 

 

もっと酷ければこうだ、、、

 

A子「ほら今!」

B子「えーほんまや!」

A子「ここでこの動きしてるね」

B子「伏線やーん」

A子「1回目では分からんかったわー」

 

的な会話を小声でこしょこしょと。

あくまでも例え話だが、無きにしも非ずだ。あなたが1回目だったら嫌だよね。予約してお金払って楽しみにしてて、そしてかつ一度しか味わえない真っ白な状態での謎解きをリピーターの慣れや反応で壊されるのは。

 

  

要するに、一度しか体験できないはずの舞台に2回目参加リピーターによるネタバレを受けたり、フォーカスを奪われたりする事が起きているのだ。これは良くない。

 



 

さて、次はあなたがリピーターの立場になる事もありますよね。その時に絶対に気をつけて頂きたいのは【あなたも無意識に作ってしまう良くないフォーカス】です。

勿論リピーター様も同様に予約し、お金を払い、楽しみに来て頂いている『お客さん』としての扱いです。が、前提として謎解き系、犯人当て系の舞台は基本1度きりの参加なのだ。それを2回目以降OKだからと言ってリピーターが、1回目である他のお客さんのフォーカスを奪うことは絶対にしてはいけない事です。それは他者の一生に一度のゲームプレイを台無しにしています。

 

 

 

一見、言い過ぎの様に感じると思いますが、僕はそうは思いません。(あばれるくん) 。映画のネタバレも、仕事で行けなかったスポーツの試合結果のネタバレも、もぉいろんなジャンルで『ネタバレ』更に『匂わせ』て嫌でしょ。

そんな【フォーカスを奪う】行為はお客さん同士だけでなく、役者の演技や作品の空気感にも影響してきます。
 

 

 

 バカな役者のせいもある 

 僕もステージに立ちながら『こいつ今媚び売ってんな』『ちょっとウケたからって本筋と外れたアドリブしてんな』と芝居途中に目にして、雑念が生まれ、役の気持ちが切れ、集中できず、客に申し訳ないと思い、イライラする事があります、、、笑
リピーター様は、こう言う《いつもとは違う役者の動き》を見たら反応しちゃうじゃないですか!分かります!なのでこの辺はお客さんは悪くなく役者のせいです。それに謎解き系で演者(スタッフも含む)が一番やったらダメなのはメタ的行動と発言、つまり、ストーリーとは何のか関係も無いのにノリやエゴの芝居によってお客さんに変な印象を付けたり、勘違いをさせてしまう事。まぁこれは全ての舞台にも共通する話でが、ほんといるんです。ごめんなさい。(遊びたかったら自分で劇団作ってそこで好き勝手してください)

 

 

 

さて、お客さんに『フォーカスを奪わないで』と説明ばかりしてますが、役者も技術と知識不足や『目立ちたい』『オレ格好良いワタシ可愛い』『芝居できている』とオナニー演技で芝居中にフォーカスを奪う奴もいてね、もうほんと大変なんだよ。

 

 

 

例えば、、、

あなたの推しが主役でヒロインとの「感動の再会のシーン」、モブキャラが後ろで感動して大泣きしている風(ふう)なオエオエな演技をしてたら『おめえ邪魔だよ』て思いますよね。言葉で説明するのは難しいのですが、お芝居ができない人ほど、身振り手振りが大きく、「この様に演技しています」とアピールしたがる。(この辺は芝居の種類にもよるので一概には言えませんが、それでもtoo muchだ)

そしてそれは《見ているお客さんのフォーカス》や《演出上でそこ(抱き合う2人)を見せたくて作っているセリフや照明のフォーカス》を奪う事になる。これは舞台だけではなく映像でもよくある事です。


例えば、、、

喫茶店での会話シーン。カメラ画角は主役をアップにし、その後ろにはエキストラで客Aと客Bがお茶をしているとする。下手な役者なら《友達とお茶してお話ししている》と言うのを体いっぱいに表現しだす。あいづちの「うん、うん」の首の動きがバカでかくて超不自然。その違和感のせいで主役が引き立たないと言う残念な絵になる。日本のドラマではよくある光景だ。


役者がフォーカスを奪うダメな感じをなんとなく分かって頂けただろうか?

 



もし、そんなフォーカスを気にせず自分勝手に芝居している役者が出演している本来1回限りの体験型舞台で、お客さんはただ芝居を見るだけじゃなく、見てきたモノ、聞いてきたモノを、自分の頭で答え合わせをしながら理解しながら、お芝居を見ないといけない。そんな中、バカな役者がフォーカスを奪い、迷わされたり、集中を切らされたらたまったもんじゃないですよね。

 

 

 

では実際に僕が経験した話で言うと、、、

主役にフォーカスを当てないといけないのに、モブが主役のセリフを《主役のセリフを聞いて、それについて感じている》と言う大ぶりな芝居、プラスおちょけも交えて演技をするもんだから、目の前のお客さんだけが笑が起こる。そしてこのお客さんもリピーターだったりしたら、もーーーバカな役者はサービス(ファンサ)をし出す。リピーターは嬉しくてクスクス。そしたらどうなる、200人キャパでみんな主役の芝居やセリフに集中してたのに、左端の数人のお客さんだけ急に笑い出して、周りのお客さんも「なんだなんだ?」となる。フォーカス外れる。謎解きの緊張感がなくなる。情報を聞き逃す。客の集中力がなくなる。役者も気持ちがぶれる。ほにゃほにゃ、、、

 

こうなったら、フォーカスを奪うバカな役者と無意識のリピーターは大罪だ。笑

 

 

 でもリピーター様々も 

 この記事を読んで『私、大丈夫かな?』と不安にさせたらごめんなさい。きっとそもそもこの記事を読んでくれた人は大丈夫だと思うし、理解してくれたら嬉しいです。それでも注意喚起の記事ぽくなったので、皆さんが今後の観劇や体験が堅苦しくならないでほしいです。エンタメは見て感じて笑って泣いて拍手して頂けるとこちらは嬉しいです。ただ、それをして良い舞台なのか、内容なのか、注意する必要があります。でも、それだけいろんな楽しみ方のできるエンタメコンテンツが増えたって訳でそれはそれで良い事だ。



それにリピーター様の場合、笑いのポイントや、拍手のタイミングなど既に知っているので普通の舞台同様、率先してアクションして頂くと、それが他のお客さんへの道標にもなって会場が温まります。僕個人的には拍手は本当に有難いです。(過去に数年アメリカでエンタメをしてた事があるので、ブラボーや指笛や雄叫びも嬉しいです笑)

 

 

 最後に、、、 

 この記事は《舞台を観劇、体験中はリピーターは黙ってろ》と言うわけじゃない。そこは勘違いをしてほしくない。丁寧に説明してきたつもりだが、近年、いろんな特殊な舞台形式のエンタメが増え、それにあったお客さんの立ち振る舞い、マナーを知ってほしいから記事にしました。『故意じゃないのも分かってます、無意識なのも分かってます、素直に楽しんで頂いてるのも分かってます。けどね。』の話なだけ。こーゆーのって、自分だけや友達同士では気付けない事だし、それで周りから嫌われてほしくないからさ。

 

さらに今回お話しさせて頂いた、今まで意識したことのない『フォーカス』の話をさせて頂きましたが、面白いでしょ。きっとこれからお芝居を見に行った時に、逆に『この役者さん、主役にフォーカスあてるのうまっ』て人とか、『この人さり気ないけどこの世界観のキーになってるな』とか、見つけれて楽しくなりますよ。(そう言う役者は私生活でモテる。知らんけど)

 

そして、このフォーカスは普段の生活や、エンタメ以外の仕事、まぁ合コンとかそんなんでも使えるところはあります。その辺の話は、僕とZOOMでお話できるオンライン飲み会《はしのみ》っちゅうのがあるので、気になる方はそこでお話しましょ。

 

長くなりましたが、この記事があなたにとって今後、エンタメを楽しむ上でひとつの考え方として参考になったら幸いです。

 

さぁ、次、あなたが基本1回体験のみのエンタメをリピーターとして見に行く時は、他のお客さんの一生に一度の初体験をそっと一緒に楽しんであげてください。この場合の舞台のリピーターさんは、もはやステージで芝居をしている役者と同様、役者と言う考え方もいいかも。

『実は数回楽しんでいる私だけど、周りに溶け込んでいる"いちゲスト"と言う役のリピーター』として、初体験のお客さんの邪魔せず、私は推しを、箱を、作品のエンタメを楽しむ。それぐらい大人で余裕のある女性を僕は好きです。(峰不二子さんやベルモットさん、、とか、、男はしらん)

 

 

最後に、何よりあなたの推しがキラキラしているところを目にやきつけてください。いつも有り難う御座います!そして、実は僕らから見えている《応援しに来てくれてるあなたの姿》も、僕らにとっても明日への活力になりますから 

 

 

 

 

 

 

 

 

※バカな役者ーーー誰かを特定している訳ではありません。しらんけど笑

 

 

 2023年5月7日(日)

大阪淀川区民センター大ホール

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