僕は音楽畑で約20年生きてきた。
小学校にあがる時にエレクトーンを習い始め、中学でトランペットを始め、大学入試の為に高校でピアノを練習し、大学で音楽を勉強しました。


音楽とは「音を楽しむ」
または同業者では「音が苦」


と言う事はよくよく聞くと思う。
先生やったか、先輩やったか、大学生時代に、
『僕らがやっている音楽と言う芸術は絵や他のと違って、見えないモノ。そして時間と空間を使う。時間を芸術として使っている僕らは時間を大切(守り)にしなさい』的な感じで言われた事がある。感動したから覚えてるんです。誰が言ったかは忘れたが真顔





【空間】を使うって言うのは、音って空気の振動で耳に伝わり音としと認識するのです。だから空間と言うのは音の振動が届く範囲まで芸術になるんです。そして、
【時間】を使うと言うのは、絵や生花と違って、目に見えない空間の振動音で、かつ発せられた今を瞬間に過去になる不思議な芸術なんです。
解説的におおてますかねニヤニヤ



こんな事を教えてもらってから、
僕は時間をもっと大切にする様になった。
生活で言うと、時間通り起きるとか、遅刻しないとか、そう言う小さな事から、仕事終わりや飲み会終わりの“帰ってええのかあかんのか”的ななんとなくいる時間はバイバイにしてたり。そして、自分が他者の時間をもらう時にも気を使う様になった。後は最近その「時間」に縛られない生き方を身に付けている。(興味ある方はまた聞いて)






モデルとしては7年。
音楽で仕事するつもりはなく、何か新しい事をしたくて飛び込んだ芸能の世界の1つ「モデル」。最初は月1回も仕事がなく、バイトとレッスン三昧。正直若い頃はもっとチヤホヤされると思ってたけど甘くなかったですね。ただ身長とこの性格がすごく武器になったので、少しずつオーディションも受かる様に、そして今に至る。




見て貰ったら分かる様に、圧倒的にファッションショーへの出演が多い。被ってて書いて無いのもある。





事務所、個人としても仲良くして頂いてるキャスティング会社のプロデューサーAさんに3.4年前の忘年会の席でこんな話をした。

「なんで僕、Aさんのオーディションだけ受からないんですか?結構実績もあるし、ウォーキングも悪くない、なんなら周りより上手く歩けてると思うけどな(自画自賛!)」的な事をポロッと言ったらAさんは、

『橋口はスタイルええし男前やし番人受けしそうな顔やし、ウォーキングもええよ。けど色気がないねんな。』と。


『それに、橋口はまだ本当の《ファッションショー》に出てない。』と。






【色気】てなんやろ。25歳超えてから考える様になって、未だにそれはよく分からない。その人の人生経験なのか、余裕感なのか、はたまたフェロモン、エロさ、他には服装なのか言動なのかギャップなのか。
【本当のファッションショー】それを聞いて納得したのは、確かに僕は沢山ファッションショーやコレクションと言う名の“イベント”には沢山出演しているが、皆さんがイメージしやすいパリコレとかああ言う「ザ!ファッションショー」てのには出た事がない。東京でもパリコレみたいなコレクション系のショーは沢山ある。そこで歩いているモデルは185㎝の橋口よりも更に背が高く、そのブランド、服と空間の為のマネキンとして、そしてそのモデルの持つ色気もある奴ばかりなんです。そう言う現場を作ったり、キャスティングしているAさんからすると、そりゃオーディション時、あんな歩き方、と言うか《橋口を見てくれー》みたいな人間味のある、自己主張の激しい、そして色気がないモデルは、『お祭りや、イベントのショーでやってくれ』となる訳だニヤニヤ





こんな事を教えてもらってから、
色気について考える様になった。考えても意味がないのも分かっているから、じゃー身近で色気のある人、先輩とか観察したり、後は自分のモノに対しての意識を変えてみた。人と自分を比べなくなって。ゆっくり歩く様になって。自分の感じるポジティブなモノ全てを言葉で言ったり。「いい朝だ、空気が美味しい」な感じで。そうすると自分が今まで無関心、無意識だった身の回りの起こる出来事や当たり前の事を意識して感じる様になった。すると何かが起きても冷静でいられるし、気持ちもぶれなくなった。それが色気に繋がるか分からないが、自分の価値観が広がっていく様で生きやすくなったかな。色気は本当に今も分からないが、この出来事後かな「おはよう朝日です」に受かったのも。






役者に興味を持って5年。(まだ5年!?)
始まりは作曲家として所属してたユニット(劇団)「BLACK★TIGHTS」の2014年の公演だな。何か演じてみたいと言う興味本位で足を踏み入れたが、もともと僕は小学校の頃から国語の読解力0点、漢字読み書きダメ、発声も発音も無茶苦茶な絶対こんな奴が本公演に役付きでたったらあかんやろってなぐらい酷くて(音楽しかやってこなかったから…)。あの頃は稽古で本当によく怒られてました。でも、右も左も分からなくて、何が違って何が良くて、それで何に怒られてるかさえも分かってなかったですね。周りの役者さんは「橋口、おまえ大丈夫か?」て気を使われてたけど、でもなんかすげー楽しかった気がする。全部が初体験で、セリフ覚えるとか「すげー!」て。




ブラック★タイツに約3年お世話になった中で、主宰に芝居はもちろん、それ以上に意識されていて大切にしている事を教えてもらったのは【客】について。






【客】ってあえて、「お」も「さん/様」をつけてませんが特に意味はなく。主宰はいつも『お客さんてな、この日の為に時間調整して、汗水流して稼いだお金を握って、交通費かけて、来てくれるねん。それを忘れたらあかん』的な事を打ち合わせや飲みの時に言うんです。いや、こんな格好良く言ってたかな真顔
僕はそれを初めて聞いた時から何度もこれに近い事を話てるのを聞いて、ずっと感動してたし肝に命じるようにしている。その他にもいろいろ教えて頂いたが【客】に関わる【金】に対しても勉強するようになったかな。これって音楽やってた時もコンサートやイベントでお金取ってやってたけど、一切何も感じず音楽をやってた自分を思い出すと怖いなと思った。





こんな事を教えてもらってから、
僕は音楽とモデルをやってた時から当たり前に思ってた【客】と【金】に対してとても考える様になったし、価値に値する自分のいかたやスキルを築いていく事がこの仕事をする上で大切な事の1つだなと改めて思いました。て、当たり前のことなんですけどね。後、話はそれますが、ある先輩に「橋口って器用貧乏やな」と言われたんよ。一切嫌な気分にならなかったし「あ、確かに!」と納得した。昔の僕は自由に自分の表現をしたいだけで、自分の表現をお金にしたいとは思ってないんです。最近ではYouTubeなどで自分の作品をあげることで広告収入が入りますが、昔は1曲激安で作曲編曲してたし、著作権登録せずに手間賃だけで売り払ったり、正直、特にならない事をしてたけど、その理由は僕がその頃はお金に対して無知だったからなんです。だから今後はちゃんと自分自身や自分の作品を信用(お金)に変えれる様、頑張ろうと思う!と言っても、応援してくれる方から金を貪りたいとはこれぽっちも思ってないし、僕と一緒にいてくれて有難うの気持ちが強いですウインク




そんな事を踏まえて、今、世界中から《ここ》へ遊びに来ている皆さん全員に、時間とお金をかけて来て、あの空間と音楽のと作品の中で生きる役者の生き様や空気感、オーラ、色気を存分に楽しんでほしい。






僕はこれからも真っ直ぐ媚びらずいます。




ただこれだけの気持ちでやってます。
一生懸命やります。




でも、これだけではダメなんだなと勉強になりました。








後、女の子が好きですデレデレ







このブログを数年後に見返すと、
『恥ずかしい事書いてんな』
て自分は思うだろうなデレデレ
けど、、







「こんな事を教えてもらってから…」








これが今の僕を作った価値観たちです。








これからもいろいろ見て聞いて触ってやって教えてもらって初体験をいっぱいして、今与えてもらってる人生の課題に正面からぶつかって言いたい事言って、自分の価値観を信じて、自由に頑張りたいと思います。




そしてこれからも、皆さんの人生の一部になれる様頑張ります。よろしくねーデレデレ










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