1/15(月) 21:30配信
朝日新聞デジタル

 薬を飲ませて眠らせた女児に集団でわいせつな行為を繰り返していたとして、北海道警は15日までに、茨城県の無職の男(46)ら30~50代の男5人を強制性交未遂などの疑いで逮捕し、発表した。男たちの住所は、沖縄、神奈川、大阪、北海道などバラバラで、SNSを通じて知り合ったという。

 道警によると、2018年に男4人で、20年には男3人で、道内の宿泊施設において、女児に睡眠導入剤を飲ませて眠らせ、わいせつな行為をした疑いがある。22年には、男3人が強制性交をしようとして未遂に終わった疑いもある。

 男たちはおおむね容疑を認めているが、22年の強制性交未遂容疑については、逮捕された3人とも「わいせつ行為は間違いないが、性交しようとは思っていなかった」などと否認。また、18年の行為を1人が「一緒にいなかった」と否認しているという。

 被害者はいずれも同じ女児。男のうち1人と面識があり、22年の時点で13歳未満だった。写真や動画も撮影されていた。

 23年4月に別の事件で新潟県警に逮捕された男(39)が、「3年ほど前にSNSで知り合った人が年少者にわいせつな行為をするオフ会をしている。自分も22年に参加した」などと話したため、その後道警に情報が提供された。中心的な役割を果たしていたのは茨城県の男(46)とみられ、道警はこの男を同年8月、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供)の疑いで逮捕。捜査を続けていた。(新谷千布美)