今年の桜は開花が早かったので、遅咲きのか「閑山」も葉桜になって

しまいました。

去年の今頃は「閑山」が見頃でした。



桜ほど、開花を待ち焦がれてさく、花はないのではないでしょうか

そして咲き誇り、散っても愛でられ、葉桜になっても

 ああ、もう葉桜になったのねと偲んだり、

 また来年の開花を待ち望む

 桜っていいですね。


以前、静内(北海道)の二十間桜(大山桜)を見た時

生まれ変わったら「桜木」になりたいと思いました。


ずっとそこに立っていて、誰とも会わずとも、春になったら

誰しもが桜の季節を待って、

 今年の開花はいつかしら?と思いを馳せ、

 ああ今年もきれいに咲いたねと言ってもらえるだけでいい


私桜が一番好きかもしれない。


今年はミシェルさんが来たので、函館公園、五稜郭公園、松前

そして近くのダム公園2箇所の桜を堪能しました。

そして最後は誘われて北大函館キャンパスの24種108本あるという

桜木の観桜会。

講師は松前公園の数多くの桜木を生み出した浅利先生。


「普賢象桜」から変異した「園里黄桜」

道内ではここのキャンパスにしかないそうです。


「普賢象」の名前の由来は花の中央からでている
雌しべの先端が曲がっており普賢菩薩の乗る白象の鼻に
にているためにつけられたのだそうです。

八重の桜には実はならないと言われてたそうですが
八重の桜の芯から葉が出ているのを見て、
「そうでない!」と調べ、結実させたそうです。

浅利先生は「奈良時代から現代までの桜が系統的にわかる
どこの大学にもない日本一のものを集めよう」と監修され
40年目を迎えたそうです。
隠れ名所になってます。

5月5日お天気も良くて「糸括(いとくくり)」は見事でした。


先生は地域の戦史研究者としても活躍で、
ここから特攻として出陣、命を落とした学徒のことにもふれ
「こどもの日は大人の日でもある」と。含蓄な言葉で括った。


覚えた言葉
朝桜・・・朝露を帯びて咲いた美しい桜
家桜・・・垣根越しに見る徒人の家桜(徒人=他人)
徒桜・・・「明日ありと思ふ心の徒桜夜半に嵐の吹かぬものかは」


桜は野にあって、長く人々の希望や生きる喜びと共にあった。
本来の姿に帰すことも私のつとめと思っています。
浅利先生の言葉です。



ではまたね~