小坂さんも
http://profile.allabout.co.jp/w/c-60336/で書いていますが、
Google Analyticsがリアルタイム対応とプレミアという有償サービスを開始しました。
Google Analyticsの機能拡張は驚異的なスピードです。
無償で、これだけのユーザがいるのに、改良と進化を続けるのは本当にすばらしい。
私は10年以上ウェブ解析ツールを作ってきたのでその難しさを知っているだけにその関係者の努力はすばらしいと思います。
今後も間違いなく進化のスピードを上げるであろうGoogle Analytics。
今後どんな機能強化を進めて行くのでしょうか。
まず考えられるのが、サービスとして最大の脅威であるソーシャルメディアのデータを取り込むことです。
検索エンジンも含め、ソーシャルメディア上にどのようなソーシャルグラフを使ったのか、どのような文脈で語られたのかという情報が考えられます。
今の機能ではリンク元情報としてしか分かりませんし、分類はできていませんので概要しか分かりません。
ここにソーシャルグラフのどのような機能が使われたかなどの情報が組み込まれることは考えられます。
ただ、先日twitterの情報を使ったリアルタイム検索がサービス終了したことも考えると、ソーシャルメディア側の対応によって実現可否が左右されますので、単に技術的にできる、できないという話だけではなく、交渉も加わってきますので読みにくいところですね。
次に考えられるのは、ホスト名にもとづく組織名やユニークユーザ単位での経路分析やユーザ単位での分析です。
シビラにはユニークユーザ分析があり、1人のユーザ単位での経路が細かく追いかけられます。このようなユーザ別の経路をとるとなると、まず壁になるのがデータ処理です。Google Analyticsでは膨大なユーザ経路を膨大なアカウントで表示させるので、1人1人の経路まで追いかけるのは簡単ではありません。
ただ、Google Analyticsはこれまで無料では不可能と思われた機能を次々実現させています。可能になるかもしれません。
あとは、Googleのプライバシーポリシーによると思います。
今までの機能拡張や進化を見ていますと、Analytics側が持つべき機能として、個人を特定しないようにしていると感じることがあります。
アクセス解析のCookieベースのユニークユーザに顧客IDやソーシャルメディアのアカウントをひもづけることは可能です。実際CoreMetrixなどは機能として持っています。それは企業側により緻密な分析を実現する一方で個人のプライバシーをどこまで企業側が知ってよいのかというポリシーとの問題に直面します。このポリシーをどうするのかによると思います。
Googleは時代とニーズにあわせポリシーを変化させてきました。当初、Google Analyticsをリリースする前にもトラッキングツールを無償提供していましたが、それはトラッキングを計測しているというバナーが表示されるものでした。
このポリシーは解析に関わるものとして賛同できる反面、利用者は解析していることをウェブで堂々と出すことで気味悪がる顧客を逃してしまうリスクを負いたくありません。
今後この問題はライフログをどう取り扱うかという法整備とも無縁ではありません。
私はウェブ解析ツールを開発する側でもあるので、この時代に何を提供すべきか考えたいと思います。
繁盛するWebの秘訣「ウェブ解析入門」 ~Web担当者が知っておくべきKPIの活用と実践/江尻 俊章

¥1,869
Amazon.co.jp