毒親にも色々種類がありますが
同じ親から生まれた兄弟でも、それぞれの立場から見ると
同じ親なのに、毒親のタイプが違ったりします。
私には兄がいますが
兄は過保護に育てられたタイプ。
私は母に頼られて育てられたタイプ。
毒親について勉強したり調べたりしていると、よく『愛頑子』と『搾取子』って聞きますが
少し前まで、私はどちらにも当てはまらないのではないかな、と思っていました。
分かりやすい差別を受けてきてはいないと私は思っていたからです。
でも、冷静になって考えられる今は
兄が『愛玩子』で、私は『搾取子』
だったのだなぁ、と客観的にわかります。
どうして、分かりやすい差別を受けていてはいないと思っていたかと言えば
端的に言って、洗脳がかかっていたことが原因でしょう。(薄々感じていたこともあったが、その考えは持ってはいけないと、無意識のうちに自分で消し去っていた)
そして、母を信じたいという気持ち。
母は平等に育ててくれたし、平等に愛情を注いでくれていた
と心から思っていたので
それが壊れていくのが怖かったのだと思います。
兄は可愛がっていたけど、私は可愛がられていない
なんて、受け入れがたいし信じられないことです。
でも
勉強していくにつれて
愛玩子と搾取子は単なる
ただの愛情の偏りなんかではないということが分かってきました。
まず、なぜ兄が愛玩子で私が搾取子だと言えるかの理由
①高校生活は比較的自由に送れていた兄。
それに対して私は、高校に入って部活を始めると
「どうして部活するの??アルバイトするって言ってたでしょ!」
と母に言われた通り、部活をやめてアルバイトをした私。
兄はアルバイトをしていたので、きっと私にもアルバイトをさせないと兄が不憫だとも思ったのだろう。
②兄は実家から車で20分弱の高校に通っていたが、頻繁に母に送り迎えをしてもらっていた。
それに対して私の通う高校は車で15分弱くらいで、兄よりは若干近い高校だったが、母に送り迎えしてもらえることはほんの数回だった。
(母の仕事が忙しいから仕方ないと思っていた)
③兄の進路は、〇〇が良いんじゃない?と母が勧めていたりしていたが
比較的、努力のいらない高校や会社を勧める母。
兄の学力に見合った所で、と無理な進学などは勧めておらず
高校卒業後も、母のコネで会社を紹介してもらったりしていた。
合計今までに3回転職しているが
車の整備会社→畜産工場→実家のお店→お店つながりで母が頼んだ会社
全て、母のコネ。
ところが私には難易度の高い看護師を目指せと、母は勧めてくる。
高校も当然偏差値高目の所を勧めてきた。
そのくせに、①でも書いたけど…しっかりバイトもさせるという狂った母の支配。
④兄には店の手伝いや家の手伝いを頼むことはほとんど無いのに、私には強要してきたこと。
(母は『女なんだから』という理由を私に言っていた)
当時、店を始めたのが私が小5、兄は中2。
兄は高校受験も控えていたし、高校に入ればバイトをしていたから、手伝いはさせられないと母は考えていたと思う。
しかし、私の場合、中3の受験前でも関係なかったし、高校入学してもバイト&家の手伝い。
私が高校生の時、母は足の手術で入院したが
家の事はほぼ全て私がやり、兄はほとんど何もしていない。
そして、高校の帰りに母の入院先にお見舞いに甲斐甲斐しく通ったのも私。
⑤店の経営状況が悪化して、高校と看護学校の授業料は、奨学金を借りた私。
兄はしっかり授業料を全て出してもらっている。
母は、「兄ちゃんの時も借りれば良かったんだよなぁ」と言っていたが、その分全ての私の奨学金を返済することはなかった(1/4程度は返済の協力をしてくれた)。
⑥兄の方の孫3人に、5〜6年習い事をさせたが全て母が支払う。それに対して、私の方の孫2人には何の関心も無し。
孫の方から、誕生日プレゼントのぬいぐるみがほしいと一度だけ頼んでそれは買ってくれたが、その一度のみ。あとは15万前後のお雛様と、実家に帰れば数千円のお年玉くらい。兄と比べれば雲泥の差。(習い事一人につき、1年間でも6〜7万円と考えると、30万は越えるよね…)
兄と私ではお金のかけ方が違いすぎ。
⑦何と言っても、私にばっかり愚痴をこぼす。
兄は聞いてくれない!と文句を言っていたが、兄をおとしめるためではなく、私をコントロールするために兄への不満も言い続けてきていると思われる。
兄の悪いところ、愚痴を言えば、どうしようもない兄弟だと私に思わせて
兄に手がかかるのも仕方ないと都合良く思わせる。
そして、どこまでも私(娘)の時間も幸福も何もかも搾取してくる。
前回、『家を売ろうか売らないか、考えて』と、母からメールが来たのも
その延長。
自分が住む家の事なのに、娘に頼りたい、娘に関心を持ってもらいたいと。
その前の連絡では、私は母に「連絡してくるな!」「気持ち悪っ!」と、拒絶をした態度をとったにも関わらず
どこまでも娘の気持ち、都合など考えもせずに突然自分の都合で、平気な顔で「〇〇して」と言ってくる。
当然、私は未読無視ですが。
(前回の記事では、『は?野宿?キャンプ道具貸してやろうか?』みたいな返事をしようか考えましたけどねw)
私への連絡は全て、自分の困りごとや相談事、愚痴です。
あとは、私にいらないものを送りつける連絡。
こうやって書き出してみると…7個も出てきました😓
多分、幼い時から蓋をしてしまっている事実を数えるともっと多いかもしれません。
母にとっては、
息子を甘やかすのが愛であり
娘を頼るのもまた、愛なんです。
残酷ですよね。
その愛って、どっちも異常ですが。
二人の子供を使って
『甘やかす』と『頼る』を実現している母。
この2つは子育てでは全くありません。
自分のメンタルのバランスを取っているだけ
です。
こういうところが、母の異常性で病気なのです。
毒親や自分の生い立ちについてもっと勉強し、自分の幸せを追求していこうと思います
ここまでお読みくださりありがとうございます😊