実は、かれこれ20年位前に副鼻腔炎の診断を受けた事がある。
若さと、大して支障もなかったので放置。
ここ10年位、匂いに鈍感になり、鼻水、くしゃみ、鼻詰まり、いわゆる花粉症の症状が出始めて、謎の認めたら負け!精神で無治療頑張る
今季、寒暖性アレルギーらしい症状もあったので、乾燥が始まり悪化。
昨年12月くらいから、口呼吸がひどくなって、寝ている時なんかは1時間半周期で目が覚める。
ネットで調べると、交感神経と副交感神経の優劣が関係。
血管収縮剤入の点鼻薬が良いと書いてあるのを見つけて、人生初、市販の点鼻薬を買ってみる。
効果抜群! 眠れるように
だけど、彼は自己判断とコロナ禍で内視鏡検査のタイミングが遅れた。
私もアラフィフ!
彼の病状が落ち着いている時に、アレルギー検査を受けて自覚しよう。
2/8 耳鼻咽喉科へ
鼻の中を見て、アレルギーっぽいから血液検査して、万一陰性だったらカメラで見ましょうと。
結果まで1週間。
2週間分の飲み薬と点鼻薬を処方された。
2/15
1年前の今日の夕方、愛犬が急変して夜中に虹の橋を渡った。
亡くなる3日前に、掛り付けの病院でワクチン接種と健康診断。
主治医が離職された為、新しい先生。
特に異常無しと言われそのまま接種。
夜、連れて行った緊急病院で、脾臓腫瘍が破裂している。
このままでは朝まで持たない。
手術しても、貧血が酷く助かる確率は五分。
私なら迷わず切りますと、先生に後押しされて深夜に緊急手術。
手術は成功したが、麻酔から覚める事はなかった。
脾臓腫瘍は悪性。
成功していても予後が悪いので、しんどい思いをさせないで良かったと自分に言い聞かせた。
その2週間後、愛猫の病気発覚と死、彼の癌。
話が逸れたが、朝イチの仕事前に検査結果を聞きに。
オール陰性。
薄々気づいていた。
鼻水鼻詰まりが薬で抑えられても、臭覚が戻らない。
最近始めた朝ウォーキング中も、何故かずっと口呼吸。
マスク生活が長かったからだけじゃないよなぁ
カメラお願いしますと、その場でやってもらう。
私が見てもすぐ分かる。
大きいポリープがゴロゴロ。
奥までいったら、なんか赤い塊
「両鼻共にポリープが大きいですね。
それと、アデノイドが肥大しています。
それもかなりの大きさです。
大人では珍しいんです。
出血も慢性的に起こしてます。いわゆる腫瘍なので、詳しく検査出来る病院に紹介状書きますね。
早い方が良いと思うので、今日行けますか?」
あっ、今日はこれから仕事なので、来週の火曜日までには行くので、予約はこちらがします。
病院を出て、オープン準備をしている彼に電話。
先延ばしにしても良いことないから直ぐ行けと。
はぁ、仕事休みたくないなぁと思いながら、これも愛犬のお告げかもと、紹介先の病院に今からお願いしますとアポを取った。
あれから1年、ふと思う事がある。
あの時、愛犬が助かって介護が始まり、愛猫の闘病生活が長引き、彼の闘病生活が始まったら、今頃はお店も閉店しているだろうし、ひょっとしたら、彼も内視鏡検査を受けていないかも知れない。
突然、大量下血していたかも。
私は信心深いとは程遠い人間。
だけど、彼の絶妙なタイミングでの治療、奇跡的な運を近い人は動物達が守ってくれたと言う。
私もそう思ってしまう。
私は、愛猫家で愛犬家だが、動物を擬人化するのは反対派。
きちんとしつけ、役割を与え、共存共生。
だけど、今日、病院の帰りにお花を買い、線香をあげて、ちょうど今、病院の待合室にいた事、生前最後の姿を思い出し泣いてしまっている。
今日くらいは良いよね。