前回、抗がん剤を打つ前の血液検査の結果で、
副作用が原因で、肝臓数値が爆上がりしていた事が分かって、4回目は打てないかもしれないと、ずっと気にしていた。
肝臓の先生に
「ステージ4、身体の事を一番に考えろ」
と言われてから、無理をさせてしまって肝臓数値が悪化したらどうしようと、彼の自己申告を信じるしかなくなった。
副作用は、蓄積される。
休薬中も胸焼けを訴えて、仕事に行けないと言うので、気晴らし兼ねて、近所に買い物へ。
帰りに、蕎麦なら食べられると言うので
お蕎麦屋さんへ向かう
店員さん、「何しますか?」
彼「カツ丼セット 大盛で」
食べられるんだぁ
それも揚げ物。そっかぁ、良かったね
いつもなら、仕事出来たじゃんとか、
ちゃんとしろよとか言えるのだが、
ステージ 4
ズシンとくる。
焦っても仕方ないけど、
お金も大事なんだよぉ
身体は、もっと大事だよぉ
フラストレーションが溜まる日々を過ごした。
10/23
4回目 ジャッジ!
相変わらず、6時30分に出発。
7時過ぎに病院到着
8時 血液検査
12時45分 彼から着信。
いつもより、1時間以上早い
「終わったよ」
打てなかった?
「打ったよ❗今回は、史上最高に辛い」
珍しく、テンションが高い。
抗がん剤が延期になれば、手術も延期になるだろうと思っていたから、予定通りやれて良かった
リクエストのおでんをこんもり作って帰りを待つ。
彼 帰宅。
点滴を入れた腕が、すこぶる痛いらしい
気温が下がってきたせいか、
手だけではなく、フローリングの冷たさに足裏が反応してピリピリ。
冷たくなくても喉が締まった感じがする。
吐き気と胸焼けも、すぐに出始めた。
それでも、
おでん、白米1合、菓子パン3個 ペロリ
最終クールもなんとか打てた。
科学療法科の先生から、辛いなら延期するかと聞かれ、やると即答した彼。
7/25 盲腸肝臓同時切除予定だったのに、
6/26 緊急入院してから4ヶ月。
いよいよ肝臓手術に向けて動き出す。
ここまでイレギュラー続き。
何が起こるか分からないが、頑張るっきゃない!
4クール 3日目。
抗がん剤の終わりが見えてきたからか、
昨日、今日と、積極的に散歩に出かけている
彼の辛さは、彼にしか分からない。
辛い治療が待っているのに、ちゃんと行く。
医者に、QOLが下がり過ぎるのも良くないから、辛いならゼローダを飲むなと言われても、彼はスキップせずに飲み続けている。
「だってさぁ
どれくらい、どんな感じで辛いなら、飲まない方が良いのか、ちゃんと聞いてないんだもん」
自分の想いを、言語化するのが極端に苦手な彼。
私の想像で、彼の気持ちを汲んで動いている。
間違っていないか? これで良いのか?
と考え過ぎてしまう日もあるけど、
私は私がやりたいようにやるだけ。
と開き直れてしまうのは、
やっぱり暴君だからなのかもしれない