こんにちは✨
アンチエイジング・形成美容外科の松宮敏恵です
国立新美術館でダリ展を開催中ですね
ダリといえば、シュルレアリズム
夢か現実か、、の不思議な世界
みなさんは、
夢を見ますかぐっすり眠れてますか
私は毎晩のようにみます。
目覚める直前の夢のリアルさが好きなせいか、シュルレアリズムの世界観がとても好きです
特に好きなカナダのロブ・ゴンサルヴェス
昨日は、大阪で抗加齢医学専門医用のセミナーを受けてきました
一番興味があったのが、
"睡眠とアンチエイジング"
全然知らなかったのですが、睡眠学に関して様々な活動が行われていて、睡眠検定という試験用講座も日本睡眠教育機構で受けられるようです
睡眠に関する著書も多数ある、宮崎総一郎先生のお話でした
内容は、
日本では睡眠時間6時間未満の人口が毎年増えている。睡眠時間が短い人の方が睡眠障害の訴えが多い。
睡眠によって、手続き記憶(体で憶える記憶)が良くなる
昼に学んだこと+夜の睡眠で記憶が固定する。一夜漬けはNG
眠っている間はoff-lineで昼の何倍もの速さで記憶が固定する。と同時にいらない記憶も消していく。イヤな事があったら、さっさと眠りましょう
スマホやテレビを漠然と見てから眠ると、脳がいらない記憶を消すのに消耗し、睡眠の質が下がってしまうだらだらネットサーフィンはやめましょう。
脳内にはリンパ管はないけど、
Glymphatic systemによって老廃物を排泄している。これは眠らないと起こらない。
眠い時はコーヒーで無理に覚ますより10分程度の仮眠を取りましょう
何時間眠ればいいの
は、その人の基礎代謝によって大きく変わりますが、30~50台は7~8時間、60歳以上は5~6時間が一番血管への負担が少ない、というデータが出ています。
朝目覚めて疲れてなく、昼眠くならなければ自分にあった睡眠時間。朝目覚めて頭が痛かったら寝過ぎ。
と、いう解釈ですがこれは栄養状態にもよるので一概には言えないのかな~と思っています。(血糖値の変動で眠くなったりもするので)
などなど、色々な実例や論文紹介と共に、とても興味深いお話を聴くことができました
ところで先日、女医友達から、
"ねえねえ、22時~2時まで寝ないと成長ホルモン出ないってほんとなの~
私いつも3時~10時睡眠ですごい調子いいんだけど"
と言われ、どうなんだろねぇ~、、としか返せなかったのですが、それも解明
睡眠中のホルモンの変動です
(読みにくい手書きですみません。)
鍵になるのは、主に3つのホルモン
成長ホルモン・・身体を作る(子供は特に脳を大きくする!)
メラトニン・・睡眠の質を高め、脳の修復をする。
コルチゾール・・活動のために必要。目覚めさせる。
・成長ホルモンは、一番睡眠が深くなる黒の曲線の一番落ち込む所、つまり入眠後50分前後でピークを迎えます
なので、先ほどの女医友達の成長ホルモンのピークは朝方4時、ということになりますね
子供が小さい時にいびきをかいて成長ホルモンの出が悪いと成績が悪い子になるそうですよ
・メラトニンは、
"奇跡のホルモン"
とも呼ばれ、抗酸化作用の他に、抗糖化作用も最近あることが分かっています。
光に依存するので、暗くすると出てきます。入眠前に光、特に青色の光(蛍光灯やスマホやテレビ)を見るとメラトニン分泌がググッと下がり、疲れがとれず身体が酸化状態になってしまいます
栄養学的な観点から言えば、メラトニンの材料のタンパク質や反応に関わるビタミンB群が不足しても下がると考えられます
メラトニン分泌時間が短いと恋をする
ことが、エスキモーの妊娠率の解析から分かっていて、春や夏に恋の花が咲きやすいのはホルモンの影響もあるようです
・コルチゾールに関しては、私の分子栄養医学の師匠の宮澤賢史先生の専門分野の、副腎疲労に直結しますが、またの機会に書きたいと思います。
その他、昼寝は20分前後の内訳や、朝の光と朝ご飯の関係など、日帰りで大阪行って良かったと学びの多い睡眠講座でした
最後に、冒頭のロブ・ゴンサルヴェスの挿し絵の本の中からご紹介・・
"ある日、空高く
まいあがる
つばさは
いらない。"
詩も絵も、とても素敵な"夢か現実か"本です
今日もお読み頂きありがとうございました!
松宮
アンチエイジング・形成美容外科の松宮敏恵です
国立新美術館でダリ展を開催中ですね
ダリといえば、シュルレアリズム
夢か現実か、、の不思議な世界
みなさんは、
夢を見ますかぐっすり眠れてますか
私は毎晩のようにみます。
目覚める直前の夢のリアルさが好きなせいか、シュルレアリズムの世界観がとても好きです
特に好きなカナダのロブ・ゴンサルヴェス
昨日は、大阪で抗加齢医学専門医用のセミナーを受けてきました
一番興味があったのが、
"睡眠とアンチエイジング"
全然知らなかったのですが、睡眠学に関して様々な活動が行われていて、睡眠検定という試験用講座も日本睡眠教育機構で受けられるようです
睡眠に関する著書も多数ある、宮崎総一郎先生のお話でした
内容は、
日本では睡眠時間6時間未満の人口が毎年増えている。睡眠時間が短い人の方が睡眠障害の訴えが多い。
睡眠によって、手続き記憶(体で憶える記憶)が良くなる
昼に学んだこと+夜の睡眠で記憶が固定する。一夜漬けはNG
眠っている間はoff-lineで昼の何倍もの速さで記憶が固定する。と同時にいらない記憶も消していく。イヤな事があったら、さっさと眠りましょう
スマホやテレビを漠然と見てから眠ると、脳がいらない記憶を消すのに消耗し、睡眠の質が下がってしまうだらだらネットサーフィンはやめましょう。
脳内にはリンパ管はないけど、
Glymphatic systemによって老廃物を排泄している。これは眠らないと起こらない。
眠い時はコーヒーで無理に覚ますより10分程度の仮眠を取りましょう
何時間眠ればいいの
は、その人の基礎代謝によって大きく変わりますが、30~50台は7~8時間、60歳以上は5~6時間が一番血管への負担が少ない、というデータが出ています。
朝目覚めて疲れてなく、昼眠くならなければ自分にあった睡眠時間。朝目覚めて頭が痛かったら寝過ぎ。
と、いう解釈ですがこれは栄養状態にもよるので一概には言えないのかな~と思っています。(血糖値の変動で眠くなったりもするので)
などなど、色々な実例や論文紹介と共に、とても興味深いお話を聴くことができました
ところで先日、女医友達から、
"ねえねえ、22時~2時まで寝ないと成長ホルモン出ないってほんとなの~
私いつも3時~10時睡眠ですごい調子いいんだけど"
と言われ、どうなんだろねぇ~、、としか返せなかったのですが、それも解明
睡眠中のホルモンの変動です
(読みにくい手書きですみません。)
鍵になるのは、主に3つのホルモン
成長ホルモン・・身体を作る(子供は特に脳を大きくする!)
メラトニン・・睡眠の質を高め、脳の修復をする。
コルチゾール・・活動のために必要。目覚めさせる。
・成長ホルモンは、一番睡眠が深くなる黒の曲線の一番落ち込む所、つまり入眠後50分前後でピークを迎えます
なので、先ほどの女医友達の成長ホルモンのピークは朝方4時、ということになりますね
子供が小さい時にいびきをかいて成長ホルモンの出が悪いと成績が悪い子になるそうですよ
・メラトニンは、
"奇跡のホルモン"
とも呼ばれ、抗酸化作用の他に、抗糖化作用も最近あることが分かっています。
光に依存するので、暗くすると出てきます。入眠前に光、特に青色の光(蛍光灯やスマホやテレビ)を見るとメラトニン分泌がググッと下がり、疲れがとれず身体が酸化状態になってしまいます
栄養学的な観点から言えば、メラトニンの材料のタンパク質や反応に関わるビタミンB群が不足しても下がると考えられます
メラトニン分泌時間が短いと恋をする
ことが、エスキモーの妊娠率の解析から分かっていて、春や夏に恋の花が咲きやすいのはホルモンの影響もあるようです
・コルチゾールに関しては、私の分子栄養医学の師匠の宮澤賢史先生の専門分野の、副腎疲労に直結しますが、またの機会に書きたいと思います。
その他、昼寝は20分前後の内訳や、朝の光と朝ご飯の関係など、日帰りで大阪行って良かったと学びの多い睡眠講座でした
最後に、冒頭のロブ・ゴンサルヴェスの挿し絵の本の中からご紹介・・
"ある日、空高く
まいあがる
つばさは
いらない。"
詩も絵も、とても素敵な"夢か現実か"本です
今日もお読み頂きありがとうございました!
松宮