こんにちは
アンチエイジング・形成美容外科医の松宮敏恵です
寒くなって、生牡蠣が美味しい季節ですね~
家でも今日は牡蠣料理にしました
(多い方が成長期の娘の分)
牡蠣は食品の中でも亜鉛の含有量がダントツ亜鉛は体内に約2gあり、鉄の次に多い微量金属ミネラルで300種以上の酵素活性に関与します
要は、
生命維持に必須
生命といえば、最近出会う素敵なキャリアウーマンの方々から尽く、
"妊娠したいんだけど何食べればいい"
という質問を受けます。
私は産婦人科専門医でないので、無責任なことは言えないしな~
と、迷ったのですが、分子栄養医学でも不妊の話題はよく出るので、あくまでも栄養目線から、
妊活のための栄養補給
のお話をさせて頂きます
内容がボリューミーなので、何回かに分けて書く予定です。
35歳を越えると妊娠率は一気に下がりますが、全体的にも必須栄養素が減ったりエネルギー産生が下がったり、、
アンチエイジングの中身でも書きましたが、老化度が上がってくることで卵巣や卵子、受精卵の機能も落ちてきます
不妊に関しては、
"不妊症はミトコンドリア病と自律神経過緊張状態である。"
"血糖値の乱高下が不妊を引き起こす。"
"卵巣のボリューム胎盤機能を保ったり、受精卵の細胞分裂のためにビタミンミネラルを正しく摂ることが大事"
"痩せすぎと肥満はいわゆる妊活サプリを補充しても妊娠は難しい。"
などなど、ざっくり言うとこんな感じです
一番上のミトコンドリアって(画像はBCC newsから)
私たちの身体の60兆個の細胞の中にいる生物の小器官で、
エネルギー生産工場
とも言われていますミトコンドリアのおかげで、生命が誕生したり、日々の活動ができたり、疲れても回復したり、、
極端な話、生きていられるわけです。
代謝の盛んな卵子には1個あたり10万個のミトコンドリアがいると言われていますが、加齢と共にミトコンドリアの機能が下がる、つまり細胞の元気がなくなってきてしまいますエネルギー産生と一言でいっても、ミトコンドリアの中では色々な経路を経ています。
では、
ミトコンドリアを元気にするには
主に4つのポイント
エネルギー産生の反応をスムーズにする
(必要な栄養素を補う)
エネルギー産生時に大量発生する活性酸素を取り払う(抗酸化力アップ)
反応をストップさせる有害現象を減らす。(有害金属や炎症など)
小胞体ストレスを解消する(ノーベル賞受賞の大隅教授で話題になったオートファジー機能を上げるなど)
などが大事になってきます
1番目の、エネルギー産生反応をスムーズにするために必要な栄養素は、
鉄
ビタミンC
ビタミンB群(葉酸含む)
酵素(たんぱく質でできてる)
など。
2番目の抗酸化に必要なのは、
ビタミンCやE
コエンザイムQ10(特に40才~)
フラボノイド
などなど。
・・・この辺で辞めますが、
よく聞く、
"妊娠したら葉酸とればいいんでしょ"
というのはYESでもあるけどナンセンス、ということになります
"じゃあ、そのいいって栄養素全部サプリで取りましょう"
てのも、ムリがありますよね
私の思う6つの方針としては、
有害物質を体内に入れない。
炎症や酸化、糖化を起こしにくい生活。
サプリをとる前に消化吸収をちゃんとできるようにする。
食事は旬の素材で加工食品やコンビニ食は選ばない。(特に亜鉛の吸収は阻害される)
筋トレしてミトコンドリア機能アップ
(筋肉にも沢山います)
小胞体ストレスを減らす生活をする。
と、細胞レベルから卵子が元気になる生活を送り、血液検査や毛髪ミネラル検査などでご自分の栄養上の問題点が分かれば補給したりデトックスしたりする
のを、おすすめしたいです
ちなみに亜鉛の多い食材
こればっか食べてられないですが、サプリは食事の補助なのでまずはバランスの良い食事をしたいですね
内容が多すぎるので、概要になってしまいましたが、このネタはまた書いていきたいと思います
可愛いベビーちゃんを授かれますよう
今日もお読み頂きありがとうございました!
松宮
アンチエイジング・形成美容外科医の松宮敏恵です
寒くなって、生牡蠣が美味しい季節ですね~
家でも今日は牡蠣料理にしました
(多い方が成長期の娘の分)
牡蠣は食品の中でも亜鉛の含有量がダントツ亜鉛は体内に約2gあり、鉄の次に多い微量金属ミネラルで300種以上の酵素活性に関与します
要は、
生命維持に必須
生命といえば、最近出会う素敵なキャリアウーマンの方々から尽く、
"妊娠したいんだけど何食べればいい"
という質問を受けます。
私は産婦人科専門医でないので、無責任なことは言えないしな~
と、迷ったのですが、分子栄養医学でも不妊の話題はよく出るので、あくまでも栄養目線から、
妊活のための栄養補給
のお話をさせて頂きます
内容がボリューミーなので、何回かに分けて書く予定です。
35歳を越えると妊娠率は一気に下がりますが、全体的にも必須栄養素が減ったりエネルギー産生が下がったり、、
アンチエイジングの中身でも書きましたが、老化度が上がってくることで卵巣や卵子、受精卵の機能も落ちてきます
不妊に関しては、
"不妊症はミトコンドリア病と自律神経過緊張状態である。"
"血糖値の乱高下が不妊を引き起こす。"
"卵巣のボリューム胎盤機能を保ったり、受精卵の細胞分裂のためにビタミンミネラルを正しく摂ることが大事"
"痩せすぎと肥満はいわゆる妊活サプリを補充しても妊娠は難しい。"
などなど、ざっくり言うとこんな感じです
一番上のミトコンドリアって(画像はBCC newsから)
私たちの身体の60兆個の細胞の中にいる生物の小器官で、
エネルギー生産工場
とも言われていますミトコンドリアのおかげで、生命が誕生したり、日々の活動ができたり、疲れても回復したり、、
極端な話、生きていられるわけです。
代謝の盛んな卵子には1個あたり10万個のミトコンドリアがいると言われていますが、加齢と共にミトコンドリアの機能が下がる、つまり細胞の元気がなくなってきてしまいますエネルギー産生と一言でいっても、ミトコンドリアの中では色々な経路を経ています。
では、
ミトコンドリアを元気にするには
主に4つのポイント
エネルギー産生の反応をスムーズにする
(必要な栄養素を補う)
エネルギー産生時に大量発生する活性酸素を取り払う(抗酸化力アップ)
反応をストップさせる有害現象を減らす。(有害金属や炎症など)
小胞体ストレスを解消する(ノーベル賞受賞の大隅教授で話題になったオートファジー機能を上げるなど)
などが大事になってきます
1番目の、エネルギー産生反応をスムーズにするために必要な栄養素は、
鉄
ビタミンC
ビタミンB群(葉酸含む)
酵素(たんぱく質でできてる)
など。
2番目の抗酸化に必要なのは、
ビタミンCやE
コエンザイムQ10(特に40才~)
フラボノイド
などなど。
・・・この辺で辞めますが、
よく聞く、
"妊娠したら葉酸とればいいんでしょ"
というのはYESでもあるけどナンセンス、ということになります
"じゃあ、そのいいって栄養素全部サプリで取りましょう"
てのも、ムリがありますよね
私の思う6つの方針としては、
有害物質を体内に入れない。
炎症や酸化、糖化を起こしにくい生活。
サプリをとる前に消化吸収をちゃんとできるようにする。
食事は旬の素材で加工食品やコンビニ食は選ばない。(特に亜鉛の吸収は阻害される)
筋トレしてミトコンドリア機能アップ
(筋肉にも沢山います)
小胞体ストレスを減らす生活をする。
と、細胞レベルから卵子が元気になる生活を送り、血液検査や毛髪ミネラル検査などでご自分の栄養上の問題点が分かれば補給したりデトックスしたりする
のを、おすすめしたいです
ちなみに亜鉛の多い食材
こればっか食べてられないですが、サプリは食事の補助なのでまずはバランスの良い食事をしたいですね
内容が多すぎるので、概要になってしまいましたが、このネタはまた書いていきたいと思います
可愛いベビーちゃんを授かれますよう
今日もお読み頂きありがとうございました!
松宮