2017年10月、サンタクロースの起源とされている聖ニコラウス(ミラのニコラオス)の失われた墓が発見されたと、トルコの地元紙「ヒュッリイェト(Hürriyet)」で報道された
 
 
 
聖ニコラウスは小アジアのローマ帝国リュキア属州(元トルコ)に生まれ、3世紀から4世紀にかけて存在したキリスト教の司教であり神学者で、リュキアのミラで大主教をつとめた
 
 
───ニコラウスは生前、教区に住む貧しい家庭の家に深夜、窓からこっそり金貨を投げ入れ、その金貨は偶然にも暖炉に干してあった靴下に入り、この金貨のおかげで、この家の3人の娘たちは身売りをせずに済んだという───
 
この逸話が由来となり、
「夜中に家に入って、靴下の中にプレゼントを入れる」
というサンタクロースの伝承が生まれていったとされている
 
 
トルコ南部アンタルヤ県にある聖ニコラウス教会の下から、約1600年前の墓地が発見された
 
 
 
比較的保存状態が良く、ほとんど損なわれていないという
トルコの考古学者たちは、これこそがまさに、聖ニコラウスのものではないかと
 
デムレ地区のこの教会は、サンタクロースの出生地として広く知られており、アンタルヤの史跡局長セミル・カラバヤラム(Cemil Karabayram)は、トルコの記者会見で、教会の地下に空隙があることが判明したため電子調査を行っていたところ、墓と納骨堂が発見されたと語った
 
「我々はこの空間は今まで閉ざされていたので、まったく損なわれていないと信じていますが、調査のためには教会の床にあるモザイクタイルを除かなくてはならないので、立ち入ることはは非常に難しいでしょう」とKarabayram氏はHurriyet Daily Newsに語った
現在、検討されている掘削計画では、教会の床をいかに傷つけず地下空間に入るかが重要な課題になっているようだ
 
 
 
聖ニコラウスは裕福な家庭に生まれたが、幼いころに両親が亡くなり、その財産を受け継ぎ、その金を貧しい人たちに与え、困窮している人にこっそり贈物をした
また、子供を誘拐し商品にする肉屋に赴き、7年塩漬けにされた7人の子供を復活させ助けた、という別の伝承もあり、子供の守護聖人ともされ、崇められている
 
 
聖ニコラウスがサンタクロースとして知られるようになったのは、16世紀になってからのことだ
───ヨーロッパ北部のプロテスタントの宗教改革のとき、誰かがクリスマス時期に子どもたちにプレゼントを届けた
この人物が中世の古い伝説から借用した『ファーザー・クリスマス』『オースド・マン・クリスマス』という名で呼ばれるようになった
 
クリスマスに子供たちにプレゼントするという風習は、ヨーロッパ中で広がり、ドイツのファーザー・クリスマスは、クリストキントとして知られるようになる
 
これがアメリカに伝わると、クリストキントはクリス・クリングルとして知られるようになるが、オランダ人がアメリカに入植したとき、聖ニコラウスの伝説を持ち込み、クリス・クリングルと聖ニコラウスが合わさって、聖ニコラウスのオランダ語の名称「Sinterklaas(シンタクラース)」──シンタクラース、老齢の威儀正しい謹厳な人物とされ、白髪と顎全体を覆う長いあごひげをもち、伝統的な白の僧正の衣服の上に赤い長ケープをまとい、赤い司教冠をかぶり、ルビーの指輪、金色の儀礼用の司教杖を持ち、白馬にまたがる──つまりサンタクロースになったという 
 
 
シンタクラースは「シンタクラースの書」という大きな赤い本を持っており、これにはそれぞれの子供が過去1年間良い子だったか悪い子だったかが記録されているという
ニコラウスは、Knecht Ruprecht(クネヒト・ルプレヒト)と呼ばれる付き人を連れており、彼は黒いボロ服をまとい、大きな袋を背負っている
 
 
彼らは、よい子にはニコラウスがプレゼントを渡すが、悪い子はクネヒト・ループレヒトにこの袋で連れ去ってしまうという恐ろしい存在だ
一方、オーストリアでは「クランプス(Krampus)」と呼ばれる伝説の妖怪がニコラウスに同行する
 
 
 
しかし、この妖怪、非常に何かに似ている
 
 
 
そう!秋田のなまはげだ!!
 
 
一説によると、なまはげのルーツは、このドイツのクランプスではないかとも言われているほどである
現になまはげは腰に袋を携えており、悪い子を探し歩き、見つけるとその袋に詰めるのだという
 
ある歴史学者はおもしろいことを言っている
 
日本の神には○○童子と名のつくことが多いが、酒呑童子というのは実は「シュタイン・ドッジ」という人の名前が訛って、酒呑童子になったんではないかと
大江山の酒呑童子は鬼として受け継がれているが、実はこれは当時の人が見た外国人だったのではないか?という仮説だ
 
 
 
『獣の肉を食らい、赤ワインを飲んでいた外国人』
 
当時では、肉を食らう習慣は少なく、それを頬張っているのを人肉を食らってると勘違いし、ワインを飲んでいるのを見て、人の血をすすっていると思い、あまつさえ彫りの深い外国人だ
それを見て、鬼だと思ったんではないか?
実は、鎌倉時代に描かれた戦いの絵には、金髪に青い目の兵士が描かれている
 
 
なまはげとは、遥か昔ドイツから来た外国人が、なまはげの祭を伝えていったのが、発端ではないのだろうか
 
 
 
信じるか信じないかはあなた次第です❕☝ 
 
以前のニコラウスの記事
 
 
参考資料
USA-Today
National Geographic 
web/カラパイア
 
 
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