もうすぐ、5月が過ぎ去り、6月になろうとしている
そして、6月といえば
そう「メスおろし」の月だ
 
 
メスおろしとは、初めての手術における執刀のことで、その年の4月に病院に入ってきた医者が研修を積んで、はじめての手術を任される季節
そのために、盲腸などの軽い症状の患者で、健康な人間を選んでメスおろしをするのだと聞いたことがある
そういったしきたりが、医術の世界ではあるのだとか
 
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しきたりや風習というのは、古今東西津々浦々
様々なところに存在し、我々の理解の範疇を超えるものもあったりする
今日、たまたまそんな本を見つけたので、少し紹介してみたいと思う
 
 
 
以前にも書いたが「鏡餅」や「正月」というのも一風変わった風習だ
 
 
 
正月というものは、本当は「霊」が主役の行事であるのに人々は忘れてしまい、ばか騒ぎするほどだ
正月とは、新年に訪れる「歳神様」を迎え入れるために年末に大掃除をし、霊の拠り所であり目印である「門松」をたて、あの世とこの世との境界線である「注連縄(しめなわ)」を張り霊域をつくり、霊に捧げるための供物「おせち」を供える
 
 
これが、正月というものだ
決して、めでたいとバカ騒ぎして楽しむ行事てわなく、しめやかに、そしておごそかに行われる行事なのだ
 
おせちは、「節目の日のための供物」という意味で「御節供」と呼ばれたのが語源で、縁起物が並ぶ
 
そして、霊に供えたものを食べることで、人と霊が結ばれ、生命力を授かると伝えられていた
日本人の死生観や宗教観が色濃く反映されている風習といえよう
 
 
最近では、とんと見なくなった「羽根つき」
 
 
これは、数珠などにも使われている無患子(ムクロジ)の木の球で作られた羽根を打ち返す遊びだが、この羽根が舞う様子が、トンボに似ているとされ、トンボは蚊を食べる益虫だ
羽根つきの羽根をトンボと見立てて、子供が蚊に刺されないためのおまじないとして親しまれていった
 
 
たかが蚊といえど、今でも蚊を媒介する病気は多く、人間を死に至らしめる生き物No.2の人間をも遥かに上回る数で知られている
 
当時は、さぞ驚異であったに違いない
 
そこで、新年にムクロジのトンボを打ち合い、厄よけと子供の無事を祈る羽根つき
武家同士では、女児が産まれるとお歳暮として、羽子板を贈る習慣なんかもあったという
 
 
信じるか信じないかはあなた次第です‼☝
  
 
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