今回は、やや閲覧注意の画像が含まれる
 
 
 
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今日の5月29日は、『エベレスト登頂記念日』
1953年のこの日、ニュージーランドのエドモンド・ヒラリーとシェルパ族のテンジン・ノルゲイが、世界で初めて世界最高峰のエベレストの登頂に成功した
 
 
エベレストといえば、登山家は憧れの最高峰と呼ばれる場所だが、そんな山エベレストには、「虹の谷」と呼ばれる場所が存在する
 
 
エベレストの標高8000mを超えた地帯はデスゾーン(死の地帯)と呼ばれている
平均温度は氷点下27度、時速320キロメートルの風が吹き荒れ、酸素は地上の3分の1
人間の高度順化の限界を超えている地帯であるため、訓練を行った登山家でも48時間しか活動できないと言われている
 
 
また、自分の生命を維持することだけで精一杯になってしまい、仲間が倒れても救助することもできず、そんな過酷な環境のため、エベレストでの死亡率は4.4%と言われている
 
そして、先程記述した虹の谷
これだけ聞くと、さぞ素敵で神秘的な場所だと思われるかもしれないが、実はこの虹の谷と呼ばれる由来は、カラフルな衣類を纏った登山者の遺体が大量に転がっているからだということだ
 
 
 
そしてこの虹の谷には、150体以上の登山家の遺体が回収できず、ミイラとなって今も眠っている
 
 
では、なぜ遺体は回収されずに放置されているのか?
 
その理由のひとつは「高額な登山料」だ
 
登頂するにはネパール政府に登山料を支払うのだが、5つの登山ルートの中で一番安いルートでも1人25,000ドル 日本円で約225万円ほどかかる
大勢で登れば、団体割も適応されるが、それでも1人あたり10,000ドル 日本円で約89万円
また、先述したように、海面と比べると酸素濃度が3分の1という過酷な環境では、トレーニングを積んだ登山家でも48時間以上は耐えられない
氷点下27度で、頂上付近では風速320kmの爆風が吹き荒れている、そんな過酷な環境で、死体の回収を行う余裕はどんな人間にもありえない
 
エベレストは超低温で乾燥しているため、死体が腐らずにすぐにミイラとなる
 
 
 
遺体となった登山者の中には、動くこともままならなくなり、下山するのを諦めた人たちも多くいるという
 
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以前、チベット側からこのエベレストの登頂を目指した夫婦がいた
山頂を目前にして妻が力尽きてしまい
「私はここで待っているからあなただけでも登頂して」と夫を見送り、夫は無事登頂を果たしあと妻の所に戻るが、妻の意識はしっかりしていたが、両足は凍傷で一歩も歩けない状態だった
日が暮れ始め、夫はどうしようもないことを悟り、そこからジャンプをして妻の目の前で命を絶ち、その夜妻は凍死した
この夫婦の会話や救援を求める声は、無線でキャンプの元へ届いていたが、誰も彼らを助けに行くことはできなかった
 
どんなに訓練した登山家でも命を落とすのがエベレストだ
だが、そんな8000mを超える山は地球上には14あり、それがヒマラヤからカラコルムに集中している
 
その全てに登頂した者は1986年にラインホルト・メスナー以来、まだ29人しかいない
そんな山々の中で最も過酷と言われているのが、「K2」だ
 
 
中国とパキスタンの国境にそびえるK2
この山は、様々な側面でエベレストを超えると言われている
K2登頂の困難さは、山の険しさ、気象条件以前に、山の場所が最大のネックとなっている
 
中国とパキスタン、そしてさらにインドが自国の領土だと主張している
そんな政治状況下にあるため、周囲にも集落は一切ない
エベレストの場合は、山麓に集落があり、シェルパを雇うこともできるが、K2の場合は、いかにしてベースキャンプを設置するかになってくる
今までの登頂成功例の多くは、パキスタン側だが、山に近づくための許可を得ることも難しく、無断で立ち入ろうとするようなら、問答無用で射殺される恐れすらある
 
山の周囲には、エベレストとは比べ物にならないほどの強風が吹き荒れている
さらにエベレストと違いこの山は、全く整備もされていず手付かずで、登山者の死亡率もエベレストより遥かに高く19.7%もある
 
現在では、エベレストは半ば観光地のようになり、資金さえあればツアーに参加し、頂上まで連れていってくれるほどだ
しかし、K2は未だに安楽な登頂者は許さない危険で非情な山だ
K2は登頂せずとも、山を見るだけでも命がけである
 
 
 
 
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