1986年の今日5月27日、エニックスがファミコン用ゲームソフト『ドラゴンクエスト』を発売した
 
ドラゴンクエスト(通称ドラクエ)は、任天堂ファミリーコンピューターで発売されたゲームだ
今では、名前を知らない人はまずいないだろうという名作中の名作となっている
 
 
そんなドラクエ、話題になったのは「復活の呪文」
ゲームを終えても、次回その状態のまま続きが出来る、いわゆるコンティニューをするためにパスワードを発行する
それが、復活の呪文だ
 
 
当時は、バッテリーバックアップによるROMカートリッジ内へのデータ保存や、メモリーカードのような外部記憶メディアなどはまだ存在せず、ステータスやある種のフラグなどの情報を数値化し、それを文字変換したものが、この復活の呪文である
 
 
そして、30年も前のゲームで、現在の出来事が預言されていたという都市伝説があの「やりすぎ都市伝説」で発表された
 
 
 
 
しかし、この都市伝説
実は真っ赤なウソである
 
まぁ、結論から言えば、その復活の呪文でゲームを始めることはできるのだが、預言でもなんでもなく、この復活の呪文は生成できるという点だ
 
 
 
この復活の呪文による文字列をできるだけ短くするために、DQ1・DQ2とも復活の呪文には必要最低限の情報しか格納されていない
例えば、経験値からレベル、さらにそれ(DQ1ではさらに名前)から各ステータスを算出することで、「レベル」や各ステータスの情報を省略している
また、宝箱の取得フラグも省略しているため、FC版のDQ1・DQ2では建物やダンジョンなどに置かれた宝箱を何度でも取ることができた
 
ちなみに、【ファミコン神拳 奥義大全書 復刻の巻】に収録された【堀井雄二】のインタビュー記事によると、
 
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(DQ3は)セーブができることで、主人公にいろいろなデータを持たせられるようになった。
パーティプレイでは、自分の仲間を入れ替えできて、しかも転職までできるという…。
こんなことを “ふっかつのじゅもん” でやろうと思ったら、いったい何百文字必要なんだっていう感じです(笑)。
 
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とある
バッテリーバックアップシステムの登場で大量の情報を格納できるようになり、ストーリーやシステムをより充実させることができるようになったのだ
 
なおDQ3発表当時の記述によると、同作を復活の呪文にすると800文字もの長さに及ぶとのことだった
 
 
そんな復活の呪文だが、数値を文字変換しているだけなので、それ故に同じ状態(ステータス)で、別の文字列が使用されるときがある
それを利用したのがこの都市伝説というわけだ
 
 
ようは、ステータスやフラグによって、いくつかの文字列があるので、その文字列のある語群から文字を並べ、言葉になるように文字をチョイスして、預言をでっち上げるというわけだ
 
わかりやすく説明すると─────
仮に語群Aに
「き・ち・め・わ」
同様に語群Bに「た・ち・へ・ろ」
語群Cに「い・け・や・ろ」語群Dに「う・つ・ほ・ま」
があるとする
それぞれの語群から、一文字ずつをとって、語群Aからは「わ」、同様にBからは「か」、Cからは「や」、Dからは「ま」と選出したとする
そうすると、できた言葉は「わかやま」
同じようにそれぞれの語群から「きたろう」という言葉も作れる
この上記の語群から選んだ復活の呪文「わかやま」と「きたろう」は同じ意味(同じステータスで同じ状態)を持つ
そういった感じで、預言を造ることができるというわけ
 
ちなみに↑の「ゆう帝ミヤ王キム皇堀井雄二鳥山明ぺぺぺぺぺぺ…」というのは、当時の偶然の産物
 
 
 
種明かしをすれば簡単なことだが、知らなければ、不思議だ、そんな風になるわけない!
となる
 
都市伝説には、そんな風なものも多く含まれている
何が本当で、何が嘘なのか、自分自身でしっかりと見極めていただきたい
そうでないと、メディアに惑わされ、騙されてしまうだろう
 
そう、私がいつも記述している都市伝説もそんなものの一部だということを
 
今後、生き抜いていくためには、物の本質を知るということが大事なのだ
地球のスノーボールアース、シンギュラリティは間もなく到来する
 
 
 
ドラクエ1復活の呪文生成
 
ドラクエ2復活の呪文生成
 
 
 
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