今日は、地元の秋葉山を探索しに行ってきた
 
 
 

秋葉山は、和歌山市秋葉町にある標高七四メートルの低山で、嘗ては浄土真宗10世法主証如が、海南市黒江の本願寺紀州御坊(現浄国寺)を、天文一九年(1550年)当地に移し、弥勒寺としたことから弥勒寺山、もしくは御坊山とも呼ばれていた

 

北に愛宕山、浄心寺山が連なり、嘗ては南側の、現在秋葉山権現社、羅漢寺のあるあたりを秋葉山といったようだが、現在では御坊山、愛宕山も含めてこの辺り一帯を秋葉山と呼ばれている

 
戦国時代、山頂には一向宗(浄土真宗)弥勒寺があり、鷲森道場(後の本願寺鷺森別院)ができるまで紀伊国における一向宗の中心地であった
 
(弥勒寺があった場所)
 
織田信長の紀州征伐では抵抗する雑賀衆率いる雑賀孫市がこの地を決戦の地と定め、山全体に城を築いて激戦を繰り広げた
 
現在寺院は存在せず、頂上の広場には遊具や展望台が置かれて市民の憩いの場となり、山頂に顕如上人の碑がある
 
 
中腹にはかつて御坊池が存在したが、1971年黒潮国体における水泳競技開催地建設のため埋め立てられ、池は消滅し、1967年より秋葉山公園県民水泳場が設置され、2013年に改修工事が為された
 当時の御坊池
 秋葉山公園県民水泳場
 改築された秋葉山公園県民水泳場

南東側には秋葉山梅園及び秋葉山配水池があり、梅園は1976年に地元実業家から寄贈されたものである
 
 
過去に「秋葉スロープ」という木製アスレチックがあったが、改修後全て撤去され、滑り台などの既存遊具が更新され、健康遊具が新設された
 
展望台も石材から木材に造り変えられている
 
ここは、ほぼ20年ぐらい前に行ったきりで、かなり変貌を遂げていたが、思い出にひたり、中々楽しい数時間を過ごせた
夏場の夜には、プールに忍び込んだりした思い出もあるが、今ではさすがに入れそうになかった(笑)
 
南西側に秋葉大権現堂があり、そこにも訪れたが、それは秋葉山散策第二弾に記したいと思う