新宿二丁目のディスコMAKO | トシ・カプチーノ。 オフィシャルブログ Powered by Ameba

新宿二丁目のディスコMAKO

 

 

 

流行の陰にゲイあり!って

そのひとつに、DISCO&NIHGT CLUB

 

 

 

70年代のポピュラーミュージック業界を席巻した

「ディスコ・ミュージック」

 

 

 

もう洋楽から歌謡曲までが

乱れ咲いたあだ花のごとき、

そのダンスミュージックに染まって

ロッド・スチュアートから

岩崎宏美さんらアイドルまでが

似たようなアレンジ&曲調で

歌ってたんだかスゴいよね。

 

 

 

 

当時、駆け出しの私も

新宿二丁目のMAKOっていう

四畳半くらいの小さなディスコ通いして

踊りながら、ミラーボールの下で

よ〜、男ナンパしていたわぁ〜!

 

 

 

 

ディスコ全盛時代に

青春を送り 

ボーイ・ジョージ

ビレッジ・ピープル

デッド・オア・ライブあたりに、

グッと来てしまう、年増のオネェさんと

 

 

21世紀生まれだってのに、

なんの因果か

「恋するフォーチュン・クッキー」のサウンドが

チョーイケてるって思ってしまうお若い方   

そう歴史は繰り返すのよね。

 

 

 

 

令和の今

ディスコ音楽が再び

ブームの予感!?

 

 

 

 

ディスコブームは70年代後半に

終わっちゃうのだけど、

数あるヒット曲やパフォーマーの中でも

唯一生き残ったのは

せいぜいドナ・サマー

「AIDSは神がゲイに下した天罰よ!」って

言い放った女よ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その流れは

今をときめくレディ・ガガや

もっと前のマドンナあたりに

脈々と受け継がれているわけであってね

 

 

 

 

そこでドナ・サマーと来たら

もう一人、忘れちゃイケナイのが・

全米ディスコチャートで

6週間連続1位の偉業を勝ち取った

「You Make Me Feel Mighty Real]

 

 

 

そして

「Do You Wanna Funk」

 などをハイトーンの裏声ファルセットで大ヒットさせた

ファンキーおねぇ、シルヴェスター様

 

 

 

 

もう随分前になるけど

シルヴェスター様が

オフでミュージカルに

なったのよね

 

 

 

タイトルが

 「MIGHTY REAL:

 A FABULOUS SYLVESTER MUSICAL」 

 

 

 

 1988年に41歳でエイズで

お亡くなりになったご本人様が 

ラスト・コンサートをやるために

天国からこの下界に

お戻りになられるという

筋書きなのよ。 

 

 

 

 

主演、脚本、共同演出はアンソニー・ウェイン 

「ピピン」

「プリシラ」

「エニシング・ゴーズ」など 

ブロードウェイ・ミュージカルでも

大活躍の黒人俳優なのさ。 

 

 

 

 

タイルのような真っ白の歯が

印象的なイケメンで 

細マッチョ系のバディもキレッキレ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルヴェスター役の

ウェインさんのステージは

超ハイエナジー

 

 

 

 

強靭な声帯から湧き出る、

力強いファルセットと

大容量のハイカツリョーでもって

歌いまくり 

 

 

 

 

パパイヤ鈴木もぶっ飛ぶ

往年のディスコステップで、

踊りながら劇場内を

所狭しと走り回るのさ!

  

 

 

 

音楽のテンポはオリジナルより速く 

最初から最後までノリノリ 

ディスコ好きには

たまらない選曲の数々!        

 

 

 

 

バンドは、オフにしては稀な5人編成 

ギター、ベース、キーボード、ドラム 

なんとトランペットまでも編成した豪華版  

 

 

 

 

バックアップシンガーもなんと4人! 

その内二人は、80年代ゲイ・ディスコ系の 

一発屋と言われる黒人女性ドゥオ

ウエザー・ガールズとなり、 

シルヴェスター様と絡むという

演出なのさ! 

 

 

 

その辺、気合い入ってたわ!  

 

 

 

そのウエザー・ガールズも、

まー言ってみれば脇役なのだけど、 

間の取り方、破壊力のある歌唱力も圧巻! 

  

 

 

 

さすが、ブロードウェイ・クオリティ

アンサンブルでも

その実力は圧倒的やね!!

 

 

 

 

また、照明も・・・ 

ミラーボールを随所に

ディスコの殿堂スタジオ54を

思わせるキラビやかさ  

 

 

 

 

ファンキーなノリノリの

ディスコサウンドもさることながら

見どころは

ド派手なキラキラ系の衣装

 

 

 

 

コスチュームチェンジは4回も・・  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特に目を引いたのが  

真っ赤な口紅とネール、

そして赤いハイヒール

衣装は、真っ白な上下のスーツ 

胸につけた赤い薔薇がアクセント  

 

 

 

 

image

 

 

 

 

そして  ショーの最後のナンバーで

身につける 

ジャパニーズをイメージした

お召し物はファビュラス!

 

 

 

 

 

 

 

 

なのに、ブレイクしなかったのよね。 

こんなに野心的で、

ハイ・エナジーのパフォーマンスだと言うのに、

残念ながら脚本が・・・

 

 

 

 

 弱かった

 

 

 

 

やれゲイだ  

オネェだ  

セクシャル・マイノリティだっていう  

今より30年も前に黒人男性で  

中性的なイメージを包み隠す事もせず、  

短くもドラマチックな人生を

送ったに違いない彼の話なのに・・・・  

当時の抑圧的な社会にもの申すという

メッセージがベタだったのね。  

そしてそれ以外はなーんか漠然としてる。  

 

 

 

彼の生き様をもっとリアルに深く

観客がイメージできるような脚本であれば、

絶対に大ヒットして、

天国のシルヴェスター様も

きっと諸手を叩いて喜んだだろうに・・

 

 

 

 

最後に

 

 

 

ちゃっきりちゃっきりちゃっきりな

ちゃっきり娘が飛び出したぁ〜🎵

 

 

 

 

シルベスターって

漫才トリオ「ちゃっきり娘」の右側で

ギターを弾いているおばちゃんに

似てんのよ!?