私のキャバレーショー批評 | トシ・カプチーノ。 オフィシャルブログ Powered by Ameba

私のキャバレーショー批評

 

http://cabaretscenes.org/2017/11/04/toshi-cappuccino-the-flowering-spirit/         

    

私のキャバレーショーの批評を翻訳しました。

 

「NYのキャバレー劇場” デュープレックス」 で卓越したパフォーマンスを見せたトシ・カプチーノのショー魂は確実に開花した。

 

美しいシルクの真っ赤な衣装は伝統的な日本の着物をイメージさせ、ショーの中盤後のお色直しでは、黒と金のドレスを身にまとい、12センチのハイヒールを履いてドラッグクィーンに扮して登場した。トシはブロンドのかつらと、それらの衣装をまとって気取って歩くだけでなく、舞台上を跳ね回って情熱的なダンスも披露し、観客を魅了した。

 

彼の美しい声だけに限らず、多くの日本人の観客への気遣いにも舌を巻いた。なんと日本語と英語、双方のバランスを保ちながら歌うというパフォーマンスに挑戦。“ローズ” 、“フィーバー,” そして“テネシーワルツ”を含む、そのほとんどは彼が自ら苦労して日本語に訳したものだ。

 

2005年にキャバレーショーを開始して以来、NYをテーマにした歌を歌ったことがなかったトシ。このショーでは、ニューヨークの歌を3曲メドレーで披露。日本語で歌う “エンパイヤー・ステイト・オブ・マインド(アリシア・キーズ)” はこのショーのハイライトであることに間違いない。並外れた才能を見せつけただけでなく、複雑な日本語を同じメロディーにピタリと当てはめたのだ。なんと素晴らしいではないか!

 

ここで、今後のトシの日本での公演について紹介したい。11月10日東京での公演に続き、12日宮崎、13日鹿児島、そして17日熊本を周る。そして2018年1月の自作自演ミュージカル「大器”超”晩成」の上演である。そのミュージカルは、今までセルフプロデュースしていた彼が、初めて第三者にプロデュースを任せるもので、特別なものになることは間違いない。その前にトシの本拠地「NYのキャバレー劇場” デュープレックス」で、地元のファンのためにスペシャル版ミュージカル「大器”超”晩成」を披露してくれる。日本公演前にNYでトシのミュージカルを味わう絶好のチャンスになるだろう。「大器超晩成」の中の曲 “夜這いの歌” は本当に愉快だった。

 

ニューヨークの舞台芸術評論家、Christopher M. Struck(NYキャバレーマガジンから)