映画「セックス・アンド・ザ・シティ」 | トシ・カプチーノ。 オフィシャルブログ Powered by Ameba

映画「セックス・アンド・ザ・シティ」

98年から04年にかけて米ケーブルテレビで放送され、爆発的な人気を博した連続テレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」(Sex and the City,以下略SATC)。映画化されたのは2008年。あら、もう4年も前になるんだね。

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ストーリーは、DVDも発売されているし日本でもよく知られているから、主人公の背景だけ簡単に。

テレビシリーズの最終回から4年後のニューヨーク。サマンサは俳優の彼のためにLAに移住。男あさりはもはや過去のこと!?

シャーロットはユダヤ人の男と結婚。不妊に悩み中国から養女を迎えるが突如妊娠。

ミランダはでデキちゃった婚。旦那とはとっくに倦怠期に入り、ストレスがたまるいっぽう。

キャリーはというと同棲中の恋人ミスタービッグとついに結婚へ。すべてうまくいっているように見えたが、結婚式当日あることが・・・。

先が読める薄っぺらな脚本はさておき、この映画の何がスゴいって、主人公4人のファビュラスな衣装よ。どこのブランドが知らんけど、シーンことに変わる衣装への金のかけ方は半端じゃない。トニー賞授賞式で見た女優のドレスが貧乏くさく感じちゃったのなんのって。

時間の経過もスゴく感じたね。テレビ版が始まったのが、この映画版からすると10年前。トニー賞授賞式に出演した「RENT」オリジナルキャストの老けぶりもビビったけど、キャリーをはじめとする4人のヒロインたちの老けぶりにも悲しいものがあったわね。女性の場合、顔はまだ化粧でごまかせるからいいのだけど、手と首はそうはいかない。そう、キャリー役のサラ・シェシカ・パーカーの手ってシワシワなの。それなのに、ニューヨーカーの女性に欠かせないネイルもしていないじゃない。余計に手そのものに目がいっちゃうわけ。

逆に、ピチピチのお肌が不気味だったのがミスタービッグことクリス・ノス。彼さ、実年齢54歳じゃん?なのに10年前とほとんど変わらないくらい顔の肌が張ってんの。彼、この映画のために、引っ張っちゃった!?

さすが、18歳未満の鑑賞を禁止するR指定。セックスシーンは超過激。ミランダとその旦那スティーブのシーンなんて、”後ろから、前からどうぞ”ってくらい激しかったわ(私のブログもR指定、w)ちなみに、ミランダ役のシンシア・ニクソンは公称レズビアン。プライベートではすっごい男前のガールフレンドがいる。この私でさえ、抱いてもらいたいほど男らしい女なんだから。ぞれを知っているから、シンシアの演技を見るとウソっぽくて・・w。

贅沢極まりないヒロインたちの食生活。暇さえあれば、高級レストランでごはん食べてブランド品を買いあさり、いつ仕事をしているかもわからない。(あーた、コラムニストとしての私のギャラなんて、いまどきのガキのお年玉1回分より少ないんだから)いまだに、彼女たちのライフスタイルに憧れる女性が日本にも多いみたいだけど、あれはフィクション。NYで暮らす人間からしてもファンタジーの世界なの。

と欠点ばかり連呼しちゃったけど、ストーリー展開がよめる脚本は「水戸黄門」的でけっこう安心して観れちゃうの。だからかな?2時間30分の上演時間も気にならなかったし、観賞後、金返せとも思わなかったわ。それはそうと「セックス・アンド・ザ・シティ2」の続編。2010年に上映されたけど、全く話題にならなかったってのは・・・そういうことなのよ。

さあ、寝ようっと・・・得意げ