今日は久しぶりにまっすぐ家に帰り、久しぶりに、一滴も飲まずレコーダーのハードディスクに入っていた「その時は彼によろしく」を観ながらのほほんとしていた。そのままウトウトしながら今年を振り返ると、4月に「フチガミさんのフトモモ」公演だったと思うと、この一年早かったようで長かった気がする。年をとる度に時間の経過が早く感じるけど、ここ三年ぐらいはそうでもないから「なんでだろう?」と考えると答えは簡単だった。
劇団での活動が、初めて経験するが多かったからだ。つまり年齢と共に時間の経過が早く感じられるのは経験値のなかで、「これは、まあこんなもんだろう」と片付けるかららしいから初めての体験が多いほど、「あの頃」のように時間が長く感じられるのだろう。
という事は今年も充実していたのだろうから沢山の出会いに感謝。
今年、叔父と祖母が亡くなった。ゲラゲラ笑いながら沢山の仕事と沢山の酒の時間を共にした友人も亡くなった。彼のアドレスは、このiPhoneの中にも使かわなくなった携帯の中にも残っている。
弟に子どもが生まれた。
仕事仲間にも子どもが生まれた。
彼、彼女の写真もこのiPhoneの中に入っている。
この状況の持つ意味を、今は、まだしっかり言葉に出来ないけど。少し今夜は静かに考えてみたい。