今年も僕の一年は、ここ脇田温泉から父、母、弟と一緒に始まりました。
今は年明けて30分ほどたっているのですが、すでに三人ともスヤスヤ寝てるので、まだ誰にも口に出して新年のあいさつはしてません。
この家族で脇田温泉で正月を迎えるという行事は25年以上,続いているのですが、年々、みんなが寝るのが早くなってきています。
まあ、最初は僕が高校生、弟が中学生だったのが、今や僕が45歳で弟が42歳ですから、大笑いです。
少し前までは家を離れている僕の存在が結構なエンターテイメントだったのですが、最近はただ、ただのほほんと過ごしています。
家族で、紅白を観ながら、今年気付いたのは僕は早くに一人家を出て、 近くて遠い場所で働いて、沢山の出会いをしてきたつもりでいたけど、実は僕ほどこの家族が運んでくれている縁の中で生きている人間はいないかもしれないという事です。
今、劇団は唐人町商店街に拠点をおいてますが、親父とお袋が結婚して最初に住んだのが、唐人町で僕の本籍は唐人町です。
ラジオの仕事のキッカケはテレビの公開番組で親父がつくった若戸丸の話をした事でした。
今、お寺で芝居をさせて頂く時に、4月8日生まれという、お釈迦様と同じ誕生日は、とてもいい話のキッカケです。
何だか、今年の始まりはとても、穏やかで、心乱す事なく何でも受け止めていけそうな気がしてます。横では、弟のイビキと親父の寝屁が響いていますが、これも穏やかに聞き流せます。
今の自分ではない自分になりたくてずっともがいて来ました。
今の自分の環境を嘆いて、酒のある場所に身をおいてきました。
きっと明日になれば何とかなると今を明日の犠牲にしてきました。
そんな自分は割と真面目で可愛い奴だとも思って来たけど、もう少し今の自分と今の自分の周りにいてもらってる方を大切にしょうと新しい年は感じながら、あまりにイビキがうるさいので弟の頭に今蹴りをいれたところです。
また、歩きはじめます。
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