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昨日は好色の稽古二日目。役者の原岡梨絵子に前日の稽古の感想及び、舞台における華と色気という講義を行い、稽古スタート。


ニ場でつまずく。
具体的な美術と動きの演出プランがでて来ない。

なんども繰り返し演じてもらうがでて来ない。

稽古が止まる。

原岡は僕が思い付くまでじっと待っている。

もちろん原岡は「アンタあれだけ私の演技にノーガキたれとって自分はなんも考えとらんかったんかい!」とは言いはしない。

黙って演出家である僕の指示を待つ。

10分イヤ20分・・・
30分ほどたった頃黙って待っていた原岡の額に「コノヤクタタズ」という文字が浮きでてきた。彼女はそれに気付かず笑顔で僕の指示を待っている。つまり額に血管が浮き出て怒りのオーラで笑顔なのだ。流石は原岡だ。こういう表現は若い役者じゃ出来やしない。 流石だけど、その形相は少し恐かったので、稽古を終わりにした。


久し振りにヘコんで、家の近くで一人焼酎。


朝、少し不貞腐れて台本とノートを広げると思いつく、思いつく、重い靴。駄洒落がでるくらいに思いつく、自分が恐いくらいに思いつく。

早く夕方になって稽古場に行きたい。

これから毎日こんな感じ?