毎年この時期は劇団は巡演で忙しいのですが、僕は巡演に参加していないのでわりと時間がとれて、映画や芝居、読書、宴会、デートもしくは、ふられてやけ酒という、充電期なのですが、
・・・・・・今年は
・・・・・・今年は、
「筑前藩校絵巻」「幸福な王子」「好色一代女」「メビウスラブ」とたて続きに新作の演出と、一人芝居「六尺棒の明焔」や「ないた赤おに」「なりきりオウムとはりきりサーカス団」の巡演が入りテンヤワンヤしています。最近の出来事を振り返ろうとしてビックリしました。「芝居」以外なにもありません(笑)ついでに書くとこんなに働いているのにお金もありません。(笑)さらには友達づきあいが出来ずドタキャンばかりしているので信頼もありません。
ただ、芝居創りの現場は舞台上のドラマに負けないくらいのドラマが毎回毎回あるのですが、そのクライマックスはいつもハッピーでした。
「好色一代女」では脚本に書かれた設定で衣裳を準備することは無理かもしれないと思われたのに、協力してくれる芝居仲間がアイデアや安い古い着物を売ってくださえるところを紹介してくれ、またお店の方がいいかたで本当に我が事のように見立ててくださって、華やかな衣裳をそろえることが出来ました。また今だから笑えますが公演前の3日間ぐらい徹夜続きで舞台監督の大嶋が倒れてしまい、でも代わりがいないから僕がやるしかないと覚悟を決めて久しぶりに黒子に袖を通したところに、照明の光をバックに、薬を飲んで朦朧としながらも蘇った大嶋が立っていました。
「お芝居の神様」が降臨する瞬間に何度も立ち会ってきましたが未だ経験していないドラマがまだあるであろうと思うと、この怒涛のスケジュールの海の中で泳ぎ続けることが天命のような気がしています。