『光のロック』と『俺たちの明日 』

今、長崎ランタンフェスティバルに来ています。人波に揉まれながらも『豚の角煮マン』を食べたべ歩く、新地中華街は異国情緒にあふれています。これから湊町公園に行ってイベントを楽しもうと思っています。

・・・と今頃、ここに書くつもりでした。やっぱり無理でした。三月に新作の芝居の演出と一人芝居の本番を抱え、特番やイベントの出演もお陰様で春はまた多くなり、更にはすでに予定されてる宴会に参加し、ついでに言うと、つい10日前までインフルエンザで自分や周りのスケジュールをガタガタにしてしまい、未だに頭痛に悩まされている僕に長崎のランタンは微笑んではくれませんでした。
家でふてくされてＭONＴＶを流しながら自分で作った味噌汁を飲んでいたらエレファントカシマシの「俺たちの明日」が流れてきた。テレビＣＭでは何度か耳した曲だったけどシンプルな作りのＰＶだからこそわかる彼の魂が入っていながら、ほんの少しおどけたパフォーマンス！いや、どんな表現を彼がしたって、抑えきれない意図的でない心の中味の見え隠れ。そういう事かと感じながら味噌汁を飲むのをやめて真剣にみてたらサンボマスターの『光のロック』が始まった。この人達もやっぱり凄い！ボーカルの人のルックスは普通の生温いラブソングには絶対向いてないのだけど『必死で叫ぶ心からの行き場ない想い』を前向きに伝えてくれるときにみかけは関係ない！むしろ「オマエスゲェー ！」と想う。

恋でも愛でもない力一杯の『想い』で僕は貴方の近くで生きています。 この『想い』は僕の意図的な仕業を超えて貴方に届くとうれしいです。 それでも僕は真剣に仕業も考えてます。僕の魂が僕の仕業を超えてくれますように！

すっかり冷めた味噌汁を温め直しながら窓の外の景色をみると少しだけ雲の形に春を感じることができた。