ANOTHER WORLD | 不定期 四十路通信

ANOTHER WORLD

昨夜、ボスのPと同僚のMと共に久々に呑みに行く事に。

ちなみに二人とも同性愛者でございます。

Tはいたってストレートな成人男性なんですが、此処、某国にはカミングアウト(こういう言葉自体が性差別なのでは?と思いますが・・・)しちゃってる方々が多い。と言うかハナから気にしない人も多い。

Tはそれが普通だと思うし、男女問わずそんな仲間たちが一杯居る。奴らと夜遊ぶのはめちゃめちゃ楽しい。Tの知らない経験を一杯してるのでボクなんかよりも世界感が広い。

で、この日はTにとってのANOTHER WORLDに踏み込む事に。と言ってもあくまでお客さんとしてですが・・・そう、そこは同性愛者の集うバー。

店内に入るとまず目の前に広がるケバケバしいバーカウンター。



感じ、分かるかな~?店内はなんだかもうお祭り騒ぎ。

まずは3人で乾杯。そうするとおもむろにMが紙袋を一つTに渡して手伝ってくれという。

T「何を??」
M「それを3~4綴りづつテーブルの上においてくだけで良いから。」
T「で、なにこれは?」
M「コンドーム!」
T「・・・何故??」

話を聞くと、つまりMは同性愛者としていろいろな性病が蔓延しつつある社会を危惧している訳で、ボランティア団体に所属して暇を見つけてはゲイバーに行っていろいろな活動をしているわけ。自分はお酒を全然飲まないのに・・・

もちろんこの大量のコンドームも自腹。数を聞くと2000個ぐらいとの事。結構な額です。

でもこのバーは、割と貧しい人達の多い地域に在って1時間もしないうちにコンドームの山は消滅。

M「お金がない人達はコンドームなんか買えないから、益々性病が広がる。病院にも行けない。そうなるとだんだん生活が堕落して行ってドラックなんかに走り出すともうダメ。悪循環。でもタダなら使う、皆性病は怖いからね。」

う~ん、M、あんた凄いよ。見直したよ。なんて言うと、

M「いやいや、コンドーム買うくらいのお金なら在るしね、だいたい好みの男の子見つけても、彼が性病持ってたらHもできない。半分は自分の為だよ!ハハハハハ!!」

・・・ヤッパリ凄いよ、あんた・・・

なんて事をしながらダンスフロアの方へ。



なかなかの盛況ぶり。恐る恐るTも踊り出すと、何やらやたらと近づいてくる人影が・・・

やばいかな~なんて思いながら見てみるとちょっと可愛いお姉ちゃん。

いや、落ち着け。此処はゲイバー。ってことは・・・

なんて思っていると、その彼女(彼?!)がTの名前を呼ぶじゃない?!何で知ってんだ?俺君知らんし・・・

誰???



するとボスのPが一言。

P「モカだよ!」

へ?モカってあのモカ??うちの店のキッチンで働いてるモカ?!

そう、彼も同僚。そうだとは知ってたけど、メイクして女の子の服着てもうまるっきり女の子。

驚きました。イヤマジで気合い入り過ぎ・・・

今度はMがテーブル席のある別部屋へ行こうという。何やらショ-が始まるらしい。

待っていると、始まりましたよ、ショーが。

要はオカマの姉さんのライブショー。(ま、思いっきり口パクでしたけど・・・バレバレの・・・)



この姉さんは、まだ良かった。ただ喋りが全部スパニッシュなので、全然分からん・・・



この姉さんもまー汚くはなかった。

でもこのお姉さん。出てきた瞬間に笑ってしまいました。



だってなんだか天童○美みたいなんだもん。(笑)

おなかタプタプ。でも本人ノリノリで熱唱(口パクだけどね。)

ショーの間中の熱気ったら無かった。もう会場全体が凄い熱気。

男+男、女+女のカップルがもうてんやわんや。う~ん、ANOTHER WORLD。

M、P、貴重な経験ありがとう。

でもTはヤッパリ女の子が好きです・・・