晴れ | 不定期 四十路通信

晴れ

先週までのグズついた天気が嘘のように今週は晴れ続き。

昼間はTシャツでも良いほどの陽気に思わず故郷を思い出した。北海道は札幌だ。

昨日地元にいる友達から写真付きでメールが来た。そう、2月の札幌と言えば雪祭り。



10年前に日本を飛び出すまでの20数年間を過ごした町。それまでのTと言えば中高の修学旅行で北海道を出た事が有るだけの超道産子だった。

あんなに鬱陶しかった雪。毎日の雪かきが面倒で面倒で、留学先には真っ先に雪のない此処、某国某所を選んだ。

今までホームシックの類には全く縁がなかったTだが、最近ふと懐かしく思い出す事がある。例えば2月なのにこの陽気。不在の存在感という奴だ。

その上今世界で一番大切な人が日本にいる現状に、柄にもなくミョーにセンチメンタルな気分になる事が多い。

でも、自分で選んだこの人生、後悔するにはまだ早いと思うんだ。弱音を吐くにもまだ早いし。

帰るのはいつでも出来るから、今出来る事は今しないと後で後悔するから。

全てに優先した自分の夢、目標を目指している自分。たまにそれに辛くなる。でもそれしかTには道が今は無いから頑張るんだけど。

そんな自分がたまに情けなく、どうしようもなく小さく思える。でもそれでも頑張るしかない。それがTの存在理由だから。その道しか今は考えられないから。

ただ単に晴れの日なのにそんな事を考える晴れの日の昼下がり、彼女にラブレター書きました。中学生以来です。

彼女の心に届くといいなー。

読んでますか、これ??

I love you. Maybe more than anybody.

I love you more than anything I want.

But I have to do something before I go back to Japan, because I have to.

Please trust me. Please be with me.

離れてるけど、気持ちだけは一緒にいよう。

そんな事お思う、晴れの日の午後でした。