今日(19日)は暦の二十四節気で「雨水」、2週先の「啓蟄」は知っていたが雨水は知らない人が多いと思う。雪が雨水に代わるというが、寒気は今夜から戻って来るらしいので、暦通りにはいかない。横浜は薄曇り、10㍍越えの南の風が朝から吹き、気温は10時に19℃越え。東京は14℃台なので暖気は神奈川止まり、雨雲は箱根を越えられないらしい。昨日、厳しい八ヶ岳山麓に半定住している知人から山の便りが届いた。

17日、今年初めて飯盛山に登った知人ら。写真を見ていても、厳寒期の八ヶ岳など山の様子が伝わってくる。気温は-2℃位だが快晴・無風で暖かく感じ、軽アイゼンで気持ち良い山歩きが出来たとか。前日の16日、山麓は氷点下12℃と冷え込んだらしい。その日は横浜も最低気温は0.9℃、東京は氷点下と寒かった。

 

左に飯盛山(標高1643㍍)、右奥からは富士山もお出迎え、右には茅が岳も望めた。

 

山頂からは360度の展望を独り占め。東方向には頂に雪のある金峰山、もちろん百名山のひとつ。山襞に隠れているが、瑞牆山の岩稜も望める。

 

雪原の広がる野辺山高原の背後には浅間山、右に連なる草津白根の山並みも一望できた。眼下には、宇宙観測の巨大なパラボラアンテナ群も。雪が消えれば、この地は高原野菜の一大産地に変身する。

 

知人の庭でフクジュソウが一輪咲いたので、私の庭を覗いてみたら3輪も咲いていたと。この花はパラボラアンテナのように開いたり閉じたり、太陽光を集めて輝く。主は居ないけれども、健気に春の訪れを知らせてくれている。

 

ここからは横浜の今日。自宅そばの河津桜は一斉に咲きそうだが、三寒四温で足踏みしている。神奈川・松田町の河津桜の開花がニュースで伝えられ、花見客が押しかけているらしい。菜の花や富士山と桜のコラボ、メジロなど訪れて撮ったこともあるが、人気になりすぎるのも嫌になる。

 

ジンチョウゲ(沈丁花)が咲き出した。固い蕾も、いつの間にか膨らんでいた。日差しは日一日と力を増し、草花たちに春の兆しを促している。

 

ヒマラヤユキノシタがまた咲き出した。年末ごろに咲いていた花(右に伸びた茶色の花茎)は枯れて花柄、葉の陰に他にも2っ花の姿が見える。白馬の「ホテルくらや」さんから頂いたものなので、寒さには強い。