10日、八ヶ岳山麓に半定住している知人から山の便りが届いた。久しぶりに晴れたので霧ヶ峰高原・車山にニッコウキスゲを見に出かけたと。見ごろになるのは、例年は月半ばなのでもうすぐだ。写真を送ってきたメールに、「緊急事態宣言もまん延防止措置も延長、オリンピックは盛り下がるばかり??、ワクチン接種は失速、楽しい夏は来ないようですが花や自然を愛でながら小さな楽しみを見つけたいと思います。」
私も同じ思い、コロナ禍があぶりだした先進国とは名ばかりの諸々のお粗末、医療体制の脆弱。ワクチンはまだ一回しか打っていない私、不安はまだ続く。
飯盛山の山腹に広がるイブキトラノオ&ニッコウキスゲの群落。知人が7日に登り撮つたもの、梅雨の晴れ間で山頂に人影はない。シカの食害から高山植物を守る柵が山頂近くに作られ、キスゲなどの植生も回復してきたようだ。
霧ヶ峰高原・車山のニッコウキスゲ。これからが見ごろとなるが、咲いているのはほとんどが電気柵の中。
シカの食害はどうにも止まらない‼ 10日に撮ったもの。
ここからは私の小屋の庭の近況も撮ってくれた。アナベルも白くなってきた、柏葉アジサイも花らしくなっている。
庭の入り口に咲いていたのはタマガワホトトギス。黄花のホトトギスで、普通のホトトギスは赤紫で秋に咲くのだが、こちらはだいぶ早い開花。
クガイソウが咲いてくれた。5月の連休で見たとき、昨年までの大株の頭が姿が消していたことから諦めていたが、どっこい生きていた。
ヤマブキショウマやハナチダケサシ。何度調べても、、よく分からないのがこの花たちの名前。
山アジサイも良い色で咲いています。
ここからは横浜。今日(11日)は晴れ、昨日に続いて朝からギラギラの太陽、アメダスを見ると最低気温は23.3℃、最高は32.0℃と真夏日。梅雨明けかと思わせる天候だが、発表があったのは、昨日まで大雨の続いた九州南部。関東甲信はこの先も数日は不安定な天気が続くと。今日も昨日同様に午後から雷雲が出て、都心などでは雹が降ったり大雨に見舞われたところもあった。4時ごろには暗くなって、北の空は真っ黒。今日は降られるのを覚悟、手すりの花などを下ろしたが、幸いにも横浜南部の我が家まで雷雲は届かない。
梅雨末期に雷雨が続くようになると、梅雨明けはもう近い。山で咲くフシグロセンノウがサフランモドキと咲き競っている。
キツリフネ、こちらも山の花。植えたのではなく他の草花などに種が紛れていたもの、初めて横浜の庭で咲いた。
久しぶりの良い天気、ベランダに布団を干そうと手すりを拭いていると、カマキリ君が虫干し?に登ってきた。
スローな動きで、しばし私と遊んでくれた。ベランダの下に置いていたシンピジュームの鉢、カマキリの卵が付いていたのは知っていたので、春先にちびカマキリがどっと生まれたのだろう。草原のハンター、動きを見ていると時間を忘れてしまう。