今日(26日)の横浜は快晴、アメダスを見ると最低気温は10.5℃、最高は20.1℃、北からの風が入って爽やか。明日も良い天気が続くと、しかし週末は3週連続で春の嵐との予報。春爛漫の季節到来だが、新型コロナ感染者の数が急増しているニュースに接するたび、気持ちは萎える。聖火リレーが始まったというが、ゴールが見えないこのマラソンの行方も心配だ。山に半定住している知人から、山の近況を知らせる便りが届いた。山高神代桜を追加しました。
八ヶ岳の山も雪が少なくなってきた。赤岳直下のサンメドウズ清里スキー場、3月いっぱいでの営業終了が近づいている頃。23日、11:23分 平沢峠から飯盛山へ登る。
左から鳳凰三山、雪の多いのは北岳さすが富士に次いでの高峰。写真中央にはアサヨ峰、その右にどっしりと甲斐駒、右端は鋸岳へ南アルプスのパノラマは見飽きない。飯盛山の手前、平沢山からかな 23日、12:13分、撮影
左のはげ山・飯盛山に人影は見えない。富士山が右奥に姿を見せている。こちらも平沢山で撮ったものと思われる。12:14分
庭でカタクリが咲いているのも撮ってくれた。前回アップしたカタクリは庭入り口付近、こちらは咲くのが10日ほど遅いグループ。蟻が種を運ぶので、あちこちに咲いて庭としてまとまりのない咲き具合だが、移植が大変なのでそのままにしている。25日撮影
イワカガミの群落の中にもカタクリが芽生えているのは、蟻がカタクリの種の食べ残しを捨てたから。カタクリは種の半分をアリに食べてもらい、残りを運んだ巣から捨てることで、種を遠くに蒔き生育地を広げることができる、自然界は不思議がいっぱい。
庭でギヨウジャニンニクが食べごろ。誰も採らないので増えている。
緑の濃いのはイヌサフラン、行者ニンニクと間違え食べたら大変。ほかの草花が芽を出してくると葉が枯れ、秋に彼岸花と同じように花をつける。右のはスイセンノウ(酔仙翁)
南アルプス市・妙了寺で桜が見ごろと聞いて24日に出かけたとのこと。こんなに見事に咲いている、都会ではお花見に人の波が絶えないのに、すいてます。山梨は感染者ゼロが続く、知事がお花見してくださいと言ってました。立派な鐘楼、向こうには枝垂桜も見える。
お花見の人がゼロと思ったら、少しはいました。
帰路に韮崎・ワニ塚の一本桜に立ち寄る、7分咲きとか。下枝の奥に富士山が写っていた。24日 15:13分撮影
樹齢300年超えるエドヒガンザクラ、この田んぼの中の一本桜は、全国の桜好きを引き寄せる。
山高神代ザクラは、福島・三春の枝垂桜や岐阜の淡墨桜とともに日本三大桜・国宝にも選ばれている。日本で一番長生きしているこの桜は今年も元気で花を咲かせた。26日に撮ったものとか、知人から送られてきたので追加アップした。
実相寺の境内は桜とスイセンなどで埋め尽くされ、甲斐駒ヶ岳がいつものようにそれらをを見下ろしている。駐車場は他県ナンバーの車が多くみられたとか、観光客が増えることで、新型コロナウイルスの感染が拡大しないかが心配だ、とは知人の弁。
同じ位置からカメラを右に振ると、本堂が見えないほどの桜花、各地の桜の名木の子供が植えられている。石塔の後ろにある枝垂桜は、身延山久遠寺の枝垂れの子供というが、親をもしのぐ大きさになっている。
山からの桜だよりに刺激を受け、横浜・自宅前の山桜を朝方撮った。満開、風で花弁が舞いだした、週末の春嵐で散ってしまうので見納めになるかも。手すりにヒメフウロソウを載せ、アクセントにした。
東側にはソメイヨシノの並木、枯れ枝が目立つようになり、盛り上がるような花の量は昔のこと、桜も歳を取るとこうなる。