今日(29日)も全国的に良い天気、アメダスを見ると大泉町の最低気温は8.6℃、最高は23.0℃まで上昇しシャツ一枚で過ごせる陽気。一週間ぶりの山、留守の間にヤマザクラは満開になっていた。雑木林などの多い谷沿いの道を走ると、木々の柔らかな若葉が盛り上がりサラダ菜のようにも見えてしまう。山の装いは、日ごとに初夏に向かって突き進んでいく。

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白花のヤマシャクヤクが咲いた。白というよりもクリーム色のヤマシャク、鬼無里の村の駅で6~7年前に土鉢に入っていたものを購入。2年後には生育が良くないので地に下し、それでも咲くまでには大分待たされてしまったが、ようやく花を見せて世話に応えてくれた。紙風船のようなこの花の命は数日と短い。紅花のヤマシャクは、やっとお目覚め芽が出て来たばかり、八ヶ岳原産は晩生だ。

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サンカヨウもこの暖かさで咲いてしまった。フキのような大きな葉に比べて、花は小さく清楚。

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白花エンレイソウ、こちらも葉と比べると花は小さい。小鳥がくちばしを開いたような花だ。

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イワカガミが咲いている。白馬山麓生まれなので寒さには強く、株分けした鉢やほかの場所でも生育は旺盛。

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コイワカガミ、咲きだしがイワカガミより10日ほど早かったこともあり、花の色はだいぶ失せたがまだ元気、他の草花たちとの生存競争を勝ち抜いて一角に陣を敷いている。

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ヒトリシズカ、名前の通りに目立たない花。一つの花に気が付いて、庭のあちこちを見歩くと群生し咲いていた。

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ニリンソウも咲きだした。近くに生えるトリカブトの新葉と同じような葉、ニリンソウは山菜で食せるというのだが、この間違いは生死にかかわる。

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キジムシロ、照りのある黄花はミツバツチグリに似ているが、一株の花の広がりは小座布団ぐらい。鉢に入れて楽しんでいるのは、よほどの酔狂者かも。

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キバナノイカリソウも花盛り。右隣りからは地の赤紫のイカリソウが領地を窺がっている。背後の赤いグラデーションはシバザクラ。

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ヤマザクラが満開。小屋の裏を見上げると、カラマツが新芽を伸ばし、青葉が日ごとに色を濃くしている。