今季最強の寒波が列島をすっぽり覆っている。北日本や北陸ばかりでなく、四国や九州などでも大雪に見舞われ、スリップなど車の通行に支障が出ている様子がニュースになっている。この寒気は、まだ数日は居座るようだ。大泉町の今日(11日)の気温、アメダスによると最低は-4.9℃、最高は-0.1℃と真冬日。明日はもっと冷えるとか、東京も明日は氷点下の朝になるとの予報。この寒さは、文句言うわけにもいかないので、ひたすら耐えるしかない。

寒いからと小屋に籠っていては、山に来た甲斐がないので、地元のサンメドウズ清里に滑りに出かけた。八ヶ岳は雪雲に覆われ、風で雪煙も上がる。氷点下のゲレンデも、にぎやかな子供たちの歓声などで和む。清里は大泉よりも寒いので、薄いダウンではなく、厳寒用のダウンを引っ張り出し、ポンポコリンの着ぶくれ状態での滑り、寒がりの年寄りだから仕方ない。

朝9時、小屋を出発する際に撮ったもの。払えばすぐ飛ぶ乾いた雪、夜間に南アルプスか八ヶ岳の頂から雪が飛んできたのだろう。

リフトの下や周りの樹林帯にも天然の雪が戻ってきたが、笹がみえるので積雪はまだ少ない。

背後の赤岳は雲の中だが、南の富士山は良い姿を終日見せてくれた。必死で滑る子供達は、周りの景色を楽しむゆとりはなさそうだ。

リフト山頂からの眺め。眼下の野辺山高原の背後に雪を抱くのは、奥秩父の金峰山など。雪の付いているのはシャトレーゼスキー場。お菓子の会社が経営するスキー場、清里よりは遠いのだが一日券が安く、マンデープレゼントなどでお菓子が貰えるのも嬉しい。

午後の3時、子供達も上がるとゲレンデはがら空き。主峰の赤岳や横岳の姿が少し見えてきたが、稜線をはっきり望むことは叶わなかった。

小屋に戻った夕方、北岳は雲の中だが甲斐駒が望めた。夕焼けになるか期待したが、これが限界。