今日(19日)四国から関東甲信までの梅雨明けが一気に発表された。連日の猛暑続きで、梅雨明けしたのでは・・・と我が家の素人気象予報士は、空を見上げて吠えていた。やっと、その声が気象庁に届いたのかも。これからが夏本番、熱中症への注意を心して取り組まねばならない。山梨県内の降水量は、この3か月では平年の4割ほどしかなかったという。長期間の高温と少雨への対策が課題になっている、東京の水がめもピンチ、雨が欲しい。

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カヤの平高原はブナの原生林が広がる。長野県木島平村のこの地は標高1450㍍、4㍍も積雪があるので林道の開通は5月下旬。灰白色の幹と濃い緑の葉のコントラスト、歩くとふかふかの土が足に優しい。

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なだらかな歩きやすい遊歩道、「日本一美しいブナの森」と言われている。秋田と青森の県境に広がる白神山地のブナ林も有名だが、一般の立ち入りは制限されている。この地を訪れるきっかけは、「信越自然郷」という長野北部のパンフ。カヤの平高原(北ドブ湿原)にはブナの原生林とニッコウキスゲの群生が見られる、に誘われてやって来た。

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カヤの平高原の散策路にあった道標、往きは右の北ドブ湿原へのコースを歩き、湿原を周回して左の径からここに戻ってきた。

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アヤメ、キスゲ、ワタスゲが競って咲いている。近くの霧ヶ峰・車山のニッコウキスゲは見飽きたとのカミサンの声に背を押されて、足を延ばしてここにたどり着いた。

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ワタスゲ(カヤツリグサ科の多年草)。花が終わると名前の由来の白い綿毛、種の塊が風になびく。この綿毛を見ると、尾瀬や戦場ヶ原の景色が目に浮かぶ。

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ニッコウキスゲ&アヤメ。キスゲは咲きだしたばかり、これから湿原全体が黄色に染まるとのこと。北ドブ湿原という名前の由来は分からないが、ドブは可哀想なネーミング。

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ヤマユリ、今日庭で咲いた。去年初めて一輪咲いたこのユリ、今年は蕾が3つ付いたが茎は細い。添え木がないと花の重さで倒れてしまう。この親木は直立し蕾もたくさんつけているが、開花はまだまだ先になりそう。

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ユウスゲが毎夕、レモンイエローの爽やかな花を見せてくれる。

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キンバイソウ、なかなか咲いてくれなかったこの花。ほかの草花たちに負けて、日照不足で開花に至らなかったが、今年は頑張ってくれた。

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シモツケソウ、株が大きくなり花もたくさん付いた。雨に打たれると、もじゃもじゃの花は無残な姿になってしまう。

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クガイソウ、開花したばかりより花穂も太くなり、風にも強い花の風情を醸し出してきた。